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東京五輪サッカー、準決勝のベストイレブンを選出。U-24日本代表から名を連ねた唯一の存在は…【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部

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東京五輪・準決勝のベストイレブンに選出されたのは…



 東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーの準決勝2試合が3日に開催された。決勝に進んだのはPK戦の末U-24メキシコ代表を下したU-24ブラジル代表、そしてU-24日本代表を延長戦の末撃破したU-24スペイン代表となった。

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 フットボールにおける様々なスタッツを集計する『Sofa score』は、準決勝に出場した各選手にレーティングをつけている。その中で、高評価を得たのは誰なのか。今回は準決勝におけるベストイレブンを紹介する。

 GKはU-24スペイン代表戦でファインセーブを連発した谷晃生…ではなく、メキシコのギジェルモ・オチョア(8.3)となった。PK戦では一本も止めることができなかったが、120分間で6本のセーブを記録。うち、ペナルティーエリア内からのシュートを4本防いでいた。この男がいなければ、U-24メキシコ代表はPK戦まで戦うことができていなかったかもしれない。

 センターバックは日本を完封したエリック・ガルシア(7.6)とパウ・トーレス(7.7)。吉田麻也(7.5)、板倉滉(7.4)はわずかに及ばなかった。右サイドバックはさすがの存在感を示したダニエウ・アウベスで7.8、左サイドバックは7.5の評価が与えられたギリェルメ・アラーナとなった。

 中盤では途中出場ながら厄介な存在となったスペインのカルロス・ソレール(7.4)、そしてメキシコのセバスティアン・コルドバ(7.3)が選出されている。なお、U-24日本代表MF遠藤航の評価は7.1となっている。

 3トップには日本戦で決勝ゴールをマークしたマルコ・アセンシオ(7.6)、その決勝ゴールをアシストしたミケル・オヤルサバル(7.8)、そして得点こそなかったがパワフルなプレーでブラジルを困らせたエンリ・マルティン(7.5)が入っている。日本の先発攻撃陣は全員が6点台とやや厳しい評価となった。

 そんなベストイレブンにU-24日本代表から唯一名を連ねたのは田中碧だった。スペイン戦では疲労の影響も感じさせたが、橋岡大樹と交代する118分まで足を動かし続け、鋭い縦パスもよく打ち込み縦への非凡な推進力も見せていた。背番号17がいなければスペインとここまで競り合うことはなかったかもしれない。

・データサイト『Sofa score』による準決勝ベストイレブン

▽GK
ギジェルモ・オチョア(メキシコ/8.3)

▽DF
ダニエウ・アウベス(ブラジル/7.8)
エリック・ガルシア(スペイン/7.6)
パウ・トーレス(スペイン/7.7)
ギリェルメ・アラーナ(ブラジル/7.5)

▽MF
セバスティアン・コルドバ(メキシコ/7.3)
カルロス・ソレール(スペイン/7.4)
田中碧(日本/7.3)

▽FW
マルコ・アセンシオ(スペイン/7.6)
ミケル・オヤルサバル(スペイン/7.8)
エンリ・マルティン(メキシコ/7.5)

【了】

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