U-24日本代表は3日、東京五輪(東京オリンピック)男子サッカー・準決勝でU-24スペイン代表と対戦。試合は0-0のまま延長戦に突入したが、延長後半に失点を喫して敗れている。この試合中、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)
「戦略的な判断だとしても理解できる」
――U-24日本代表は準決勝までたどり着きました。メダルも見えてきましたね。
「近いけど遠く感じるね。失うものがあるから。銅メダルを取れればすごいけど、金や銀は違いますね」
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――三笘薫がベンチ外となりました。これは交代策に影響しそうですね。
「どうだろうね。ニュージーランド戦は日本の方がボール支配率が高かったので、三笘のような選手がインパクトを残す可能性があったけど、今日はスペインが主導権を握ると予想しているので、ベンチにはフォワードよりセンターバックが必要になるかもしれません」
「前田大然、上田綺世、相馬勇紀もいるので、戦略的な判断だとしても理解できます。簡単な決断ではないけど、18人しかメンバーに入れないですからね。冨安健洋が出場停止で板倉滉が先発に入って、センターバックがベンチにいなくなったからね」
――林大地が決定機を迎えましたが、シュートを枠に飛ばせない……。オフサイドでしたね。
「オフサイドだったけど、今日のような試合であのチャンスは絶対に決めないといけない」
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