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東京五輪 3年前

【U-24日本代表スタメン案】2列目に久保建英、堂安律、そして…U-24スペイン戦の先発イレブンを厳選【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部

上田綺世は得点こそないが…

 ダブルボランチの一角に遠藤航はもちろん外せない。豊富な運動量、デュエルの強さ、縦への推進力はスペインにとっても大きな脅威となるはず。また、準決勝ではこれまで受けたイエローカードがリセットされるため、さらにアグレッシブにプレーできるだろう。

 その遠藤の相棒はここまで全試合に出場し、確かな存在感を放ってきた田中碧一択だ。来季よりドイツのデュッセルドルフでプレーする同選手の非凡なパススキルは、日本が攻撃を高質に組み立てる上で不可欠となる。とくにスペイン戦では、カウンターのキッカケになるような配球に期待したいところだ。

 2列目は右から堂安律、久保建英、旗手怜央の3人。

 堂安と久保は今更説明するまでもなく、このチームの中心的存在。お互いに個で打開できる力を持っており、コンビネーションプレーという部分でもここまで際立ったものを発揮してきている。U-24スペイン代表という高い壁をぶち破るためには、やはりこの2人の活躍は欠かすことができないと言えるだろう。

 左サイドはこれまで相馬勇紀が基本的に担ってきたが、ここでは旗手を推す。攻守の貢献度は相馬も光るものがあるが、攻撃時のアイデアや仕上げのクオリティーはやや旗手が上回っている印象が強い。スペイン戦ではチャンスの機会が何度も何度もやって来る可能性が低いので、ワンチャンスを確実に活かすためにも、ラストの局面でより高質にプレーできる旗手の起用が好ましいだろう。

 ワントップには上田綺世を推したい。今大会ここまで不発というのは少し寂しいが、最もチャンスに絡んでいるFWは紛れもなく上田で、2列目との相性も良い。また、U-24スペイン代表は基本的に自陣へ引くことがなく、ディフェンスラインの背後には必ず隙ができる。そうなれば、ポジショニングや動き出しのセンスに長ける上田がより活きてくるのではないだろうか。

 上記した通り、上田は今大会未だ無得点。FWとしては屈辱的な成績だ。しかし、ここで点を決めスペイン撃破となれば、一気にヒーローとなる。今こそ、力を発揮する時なのではないだろうか。

【了】

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