リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
スペイン代表のライバルはロドリ。生年月日が同じセントラルMF
【写真:Getty Images】
MF:ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)
生年月日:1996年6月22日(24歳)
19/20リーグ戦成績:36試合5得点1アシスト
市場価値:4000万ユーロ(約48億円)
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ミケル・メリーノはまだ24歳だが、酸いも甘いも経験したことで、より深みのあるプレイヤーへと成長している。オサスナの下部組織からトップチームに昇格し、20歳のときに多くの若手が台頭するボルシア・ドルトムントに移籍する。当時のトーマス・トゥヘル監督は若手の起用に積極的だったが、居場所を築けず。わずか1年でニューカッスルに期限付き移籍し、その1年後にはレアル・ソシエダに完全移籍している。
元々は守備的なMFで、精度の高い左足のキックを武器とするゲームメイカーだ。シャビ・アロンソに喩えられるプレースタイルで、中盤の底でプレーすることが多かった。しかし、ソシエダでは4-3-3のインサイドハーフで起用されることが多くなり、アタッキングサードへの侵入が目立つようになった。必然的にゴールやアシストといった数字も増加し、より完成度の高いセントラルMFへと成長している。
188cmという長身で「フィジカル」にも優れており、走力もある。生年月日が同じロドリとはスペイン代表でポジションを争うライバルとなるが、ロドリにも引けを取らない潜在能力を持っている。
【了】