東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーの準々決勝、U-24スペイン代表対U-24コートジボワール代表が7月31日に行われ、延長戦の末5-2でスペインが勝利した。この結果、U-24日本代表は準決勝でU-24スペイン代表と対戦することが確定している。金メダル候補に対し、どのように挑むべきなのか。(文:本田千尋)
劇的な形でスペインが準決勝進出
“無敵艦隊”を撃沈する方法はあるのだろうか。
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7月31日に宮城スタジアムで行われた東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーの準々決勝、U-24スペイン代表対U-24コートジボワール代表の試合は、今大会屈指の激闘となった。1-1のまま迎えた91分、マックス・グラデルに決められて窮地に追い込まれた“無敵艦隊”だったが、その1分後に投入されたラファ・ミルが起死回生の同点弾。191cmの長身FWは、続く延長戦でも2ゴールを決めてハットトリックの活躍。地力を示したU-24スペイン代表が“エレファンツ”を5-2で下し、準決勝でU-24日本代表と対戦することになった。
10分に戦列に戻ったばかりのオスカル・ミンゲサが負傷退場するアクシデントに見舞われたが、GKウナイ・シモンを始めとするエリック・ガルシア、パウ・トーレス、ペドリ、ダニ・オルモ、ミケル・オヤルサバルらユーロ出場組は、大会を通してチームに融合してきている。もちろんビッグトーナメントに続くトーナメントで疲労の影響は否めない。このコートジボワール戦で、ペドリはあまり輝きを放てなかった。
しかし、オルモやオヤルサバルは、マルコ・アセンシオやミケル・メリーノらとともに、スペインらしいポゼッションと連動性を発揮。チームとしてボールを失った時の守備にやや難があり、前線の得点力不足も否めないが、この試合ではラファ・ミルが爆発。“無敵艦隊”が火力抜群の大砲を手にしたとすれば、これといって穴のない陣容と言えそうだ。
このU-24スペイン代表を相手に、準決勝で日本はどのように戦ったらよいだろうか。