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日本代表 3年前

U-24日本代表、東京五輪メンバー全選手紹介。久保建英、冨安健洋らと吉田麻也らOAが融合、東京五輪男子サッカーに臨む22人の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

前田
【写真:Getty Images】


前田大然(まえだ・だいぜん)
所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:1997年10月20日(23歳)
A代表通算成績:2試合0得点
U-24通算成績:16試合9得点

 前田大然は2019年7月に松本山雅FCからのレンタル移籍でポルトガル1部のマリティモに加入。しかしリーグ戦23試合に出場し、得点はわずか3。得点量産とはいかなかったが、海外での経験は大きかったはずだ。その証拠に所属する横浜F・マリノスで今季リーグ戦19試合に出場し、10得点2アシストを記録。抜群のスピードを武器にゴールという分かりやすい形で結果を残している。また、ゴールへ向かうスピードだけでなく、前線からプレスをかける時のスプリントも脅威。世界で戦っている相手とはいえ、前田のスピードに苦戦する選手は多いはず。マリノスのスピードスターが東京五輪という大舞台での飛躍を誓う。

上田
【写真:Getty Images】

上田綺世(うえだ・あやせ)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
生年月日:1998年8月28日(22歳)
A代表通算成績:6試合0得点
U-24通算成績:29試合17得点

 エースとしての活躍に期待がかかる上田綺世だが、肉離れの影響で別メニュー調整での始動となり、東京五輪本戦へ向けて不安が残る。6月に行われたU-24ガーナ代表とジャマイカ代表戦でともにゴールを記録。ジャマイカ戦では三笘薫からのスルーパスに対し、得意の抜け出しから圧巻のループシュートでゴールを記録した。所属する鹿島アントラーズでもコンスタントに試合に出場し、今季のリーグ戦で6ゴールを記録している。調子が良いだけに怪我の状態が気がかりだ。

林
【写真:Getty Images】

※バックアップメンバー
林大地(はやし・だいち)
所属クラブ:サガン鳥栖
生年月日:1997年5月23日(24歳)
A代表通算成績:出場なし
U-24通算成績:2試合1得点

 サガン鳥栖の”ビースト”が今年3月の初招集から、逆転でメンバー入りすることになった。所属する鳥栖で活躍すると、今年3月のU-24アルゼンチン代表戦で追加招集。第2戦で初先発となると、初ゴールを決めアピールに成功した。6月の代表戦はA代表との試合のみの出場でアピールしたとは言い難い。FWの序列では上田綺世、前田大然に次ぐ3番目だろう。しかし、上田の怪我の状態が気になるところ。場合によっては出番が多くなる可能性もある。鳥栖の”ビースト”として、東京五輪で暴れる姿を見たい。

監督

森保一(もりやす・はじめ)
生年月日:1968年8月23日(52歳)

 森保一監督はカタールワールドカップ・アジア2次予選に臨んだA代表の活動と重なったため、最後にこの世代を指揮したのは昨年1月のAFCU-23選手権タイ2020のU-23カタール代表戦である。それ以降は横内昭展監督が指揮をとった。直接指揮していないという意味では不安もあるかもしれないが、冨安健洋や久保建英、堂安律などをA代表に招集し中心となり得る選手を直接見てきた。兄弟対決も開催し、そこで改めて選手の状態も確認。あとは、東京五輪本番まで万全の準備をするだけだ。目標である金メダルをもたらすことができるかどうか、その手腕に注目が集まる。

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