30代で輝きを取り戻す
【写真:Getty Images】
DF:マテュー・ドゥビュシー(元フランス代表)
生年月日:1985年7月28日(36歳)
市場価値:150万ユーロ(約2億円)
最終所属:サンテティエンヌ
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点1アシスト
プロデビューの地リールで公式戦300試合以上に出場し、フランス代表として2012年のユーロに出場するなど国内で評価を高めた男は、2013年にニューカッスルへ加入。その1年後、アーセナルへの移籍を掴み取っている。しかし、イングランドの名門では怪我の影響などもあってエクトル・ベジェリンとのレギュラー争いを制すことができず。4シーズンの在籍で公式戦わずか30試合の出場に留まるなど、完全に失敗に終わってしまった。
しかし、2018年冬に加入したサンテティエンヌでは見事に復活を遂げた。1年目から右サイドバックのファーストチョイスに君臨すると、翌2018/19シーズンにはキャリアハイとなるリーグ戦4得点4アシストを記録。昨季は新キャプテンに就任し、ピッチ内外でチームを牽引している。「彼は私たちのキャプテンであり、日々、若手のお手本となっている」とはサンテティエンヌを率いるクロード・ピュエル監督の言葉だ。
と、母国で輝きを取り戻していたベテランサイドバックだが、クラブとの契約延長が最終的に合意に至らず、2020/21シーズンをもって退団が決定。現在フリーの身となっている。ただ、現役引退の可能性は低いようで、アラベスとエルチェが興味を示してるとの報道も。自身初のスペイン挑戦を決断するのか、それとも…今後の動向に注目だ。
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