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Jリーグクラブも獲得可能? 現在フリーの名手5人。元アーセナルの天才が再び…メッシと共に期待されたあの男も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

あの元逸材がついに…

ボージャン・クルキッチ
【写真:Getty Images】



FW:ボージャン・クルキッチ(元スペイン代表)
生年月日:1990年8月28日(30歳)
市場価値:80万ユーロ(約1億円)
最終所属:CFモントリオール(カナダ)
2020リーグ戦成績:14試合出場/4得点1アシスト

2006年のU-17欧州選手権では15歳ながら得点王を獲得。翌2007年にはU-17ワールドカップでも大活躍し、さらにはバルセロナのトップチーム昇格も掴み取っている。そして、1年目ながらリーガ・エスパニョーラ31試合に出場すると、いきなり二桁得点を達成。当時バルセロナではまだ背番号「19」だった若きリオネル・メッシが世界から大きな注目を浴びていたが、ボージャン・クルキッチもまた、バルセロナの未来を担えるビッグスターになると誰もが疑わなかった。

しかし、そのプレッシャーの大きさが原因で体調を崩してしまう。その後、治療を受けながら懸命にプレーしたが結果は出ず、世間からの目はどんどん厳しくなり、バルセロナでの居場所も次第になくなった。2011年にはローマへ完全移籍するもインパクトを残せず。その後ミラン、アヤックス、ストーク、マインツ、アラベスと欧州各国でプレーするも安住の地を見つけ出すには至らなかった。

存在感が完全に薄れてしまったスペインの元逸材は、2019年にMLS(メジャーリーグ・サッカー)のCFモントリオールへ移籍しついに欧州の舞台から離れている。そして2020シーズン終了後に同クラブを退団し、そこから半年間所属クラブがない状態となっている。欧州へ戻るのか、それ以外でプレーするのか、それともスパイクを脱ぐのか…今後のことは本人にしかわからないが、一つ言えるのは、まだ30歳ということ。再び輝ける可能性は低くないはずだ。

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