東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーのグループリーグB第3節、U-24韓国代表対U-24ホンジュラス代表が28日に行われ、6-0で韓国が大勝を収めている。これで同国はグループ首位通過が確定。勢いは十分と言えるだろう。しかし、このワンサイドゲームにこそ、危険が潜んでいる。(文:本田千尋)
相手を圧倒し堂々の首位通過
ワンサイドゲームは“良薬”となるのだろうか。28日に行われた東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーのグループリーグB最終戦。U-24韓国代表はU-24ホンジュラス代表を6-0で一蹴した。
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序盤こそ攻守の切り替えが目まぐるしいインテンシティの高い攻防が続いたが、10分にイ・ドンジュンが右から仕掛けてPKを獲得すると、このチャンスをファン・ウィジョがきっちり決めて先制。すると流れはU-24韓国代表に傾いていく。その7分後、コーナーキックの場面で再びPKを獲得。ここはウォン・ドゥジェが決め切って、前半の半分も過ぎないうちに2点をリードする。
その後、39分に一人退場となったU-24ホンジュラス代表を尻目に、前半のアディショナルタイムにファン・ウィジョが3点目を決めたU-24韓国代表は、後半に入るとワンサイドゲームを展開した。
51分に3度目のPKを獲得して点差を4に広げると、10人のホンジュラスを相手に余裕を持ってパスを繋ぎ、64分には右サイドから崩してキム・ジンヤが決めて5点目。最後は82分にイ・ガンインがミドルシュートを叩き込み、6-0で試合を終え、グループBの首位通過を決める。3日後の準々決勝では、グループAを2位で通過したU-24メキシコ代表と対戦することになった。
U-24韓国代表は初戦のU-24ニュージーランド代表戦こそ0-1で落としたものの、その後は2連勝を飾り、3試合で10得点1失点の結果を残してグループを1位で突破。U-24日本代表のようにグループリーグで3連勝は出来なかったが、この成績は理想的な形のように思える。
しかし、何ら問題がないかと言えば、そうとも言い切れない。なぜなら、U-24韓国代表は、U-24ホンジュラス代表と試合をした後に、U-24メキシコ代表と戦うからだ。