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攻撃の中心を担うフロリアン・トバン【写真:Getty Images】
リュカ・トゥザール(背番号6)
生年月日:1997年4月29日(24歳)
所属クラブ:ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
20/21リーグ戦成績:26試合出場/1得点1アシスト
昨年1月にクラブ史上最高額となる移籍金でヘルタ・ベルリンへと活躍の場を移したMF。年代別代表でのプレー経験は実に豊富で、東京五輪でもチームの中心的存在になることが予想される。特長は身長185cm・体重83kgの体格を武器としたデュエルの強さと豊富な運動量で広範囲をカバーできる点。本大会ではU-24日本代表を含めた他国にとって厄介なピースになってくるだろう。
エンゾ・ル・フェー(背番号8)
生年月日:2000年2月3日(21歳)
所属クラブ:ロリアン
20/21リーグ戦成績:36試合出場/0得点5アシスト
21歳ながらロリアンで10番を背負う攻撃的MF。身長170cmと小柄だがボールテクニックが秀逸で、相手の激しいマークをスルスルと交わしていくことを可能とする。ちなみに、過去に自身のことを「創造的で、自発的で、技術的で、ゲームをよく理解している選手」と話しており、ロールモデルには元スペイン代表のアンドレス・イニエスタを挙げている。東京五輪での活躍はあるだろうか。
テジ・サバニエ(背番号11)
生年月日:1991年12月22日(29歳)
所属クラブ:モンペリエ
20/21リーグ戦成績:27試合出場/5得点5アシスト
東京五輪に挑むU-24フランス代表におけるオーバーエイジ(OA)の一角だ。フランスリーグで長くプレーしており、現在所属するモンペリエでも主力を張っている。攻撃面では高質なキックで違いを作り出し、守備面ではカードを恐れない激しいタックルでピンチの芽を摘み取るなど、90分間における仕事量は絶大だ。ちなみにU-24日本代表DF酒井宏樹に要注意人物として名を挙げられた。
アレクシス・ベカ・ベカ(背番号12)
生年月日:2001年3月29日(20歳)
所属クラブ:カーン
20/21リーグ戦成績:25試合出場/1得点0アシスト
昨年夏にカーンのトップチームに正式昇格した金髪ドレッドヘアーの若者。2020/21シーズンはリーグ戦25試合に出場するなど主力を担い、嬉しいプロ初ゴールもマークした。本職は中盤底で、アジリティ、非凡なパススキル、豊富なスタミナ、そして対人守備の強さを兼ね備えるなど総合能力が非常に高い。また、カーンではセンターバックも務めたなど、ポリバレントな点も魅力だ。
フロリアン・トバン(背番号14)
生年月日:1993年1月26日(28歳)
所属クラブ:ティグレス(メキシコ)
20/21リーグ戦成績:36試合出場/8得点8アシスト(マルセイユ)
2018年ロシアワールドカップ優勝メンバーがオーバーエイジ(OA)として東京五輪に参加する。切れ味鋭いドリブルで敵陣をズタズタにし、最後は高質な左足のキックでゴールとアシストを生産するなど攻撃センスは抜群。対戦する国にとっては、絶対に止めなければならない存在である。マルセイユでエースをだったレフティーは、果たして日本の地でどのようなパフォーマンスを披露するか。