【写真:Getty Images】
東京五輪のグループステージ第2節が25日に行われ、U-24日本代表はU-24メキシコ代表に2-1で勝利を収めた。2連勝でグループ首位に立ち、決勝トーナメント進出に近づいている。
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試合は序盤で大きく動いた。開始6分でMF久保建英が先制点を挙げると、11分にはMF堂安律が味方の獲得したPKで追加点。一気にリードを2点に広げ、主導権を握った。
2試合連続となるゴールで日本の勝利を引き寄せた久保は「できる限りチームの助けになろうと考えていて、先制点を取ったからといって終わりにせず、チームのために走ったり…今日はすべてやったつもりです」と充実感を漂わせた。
苦しい戦いを強いられた初戦のU-24南アフリカ代表戦から中2日だったが、「試合間隔が短い方が、いいプレーが出せるという勝手な僕なりの解釈がある」と、久保は強行日程を前向きに活用。「初戦よりも今日のほうがキレています。休んで2日後(フランス戦)は今日よりもキレていると思いますし、何回か今日は(体が)軽いな…と思うシーンもありました」と絶好調だ。
自らのゴールシーンも狙い通りだった。「チームの形としていつもやっているクロスの形なので、チームの練習がきれいに決まるものなんだな…と思いましたね」と、久保は語る。守備でも「試合前に準備していた僕たちのプレスがうまくハマった」と感じているようだ。
そして、2試合連続ゴールで日本を力強く引っ張る若きエースは、メキシコに勝利したチームのポテンシャルに自信を深めている。
「(吉田麻也と)同じことを言うつもりはないですけど、『もっとできる』と思いますし、今日はゼロ(失点)で抑えて、もう1点取ることができたと思います。けど、まだ2試合目ですし、言い訳になっちゃいますけど、ここからもう1段階、2段階上げていければいいかなと思います」
久保自身も「ベストかと言われたら、もっといける」と、限界までの間にまだ余白を残している。
「最近結構点を取ったり、アシストが続いているので、このままいいプレーをして、なおかつ結果を残していければいいかなと思います。別に僕としてはチームが勝てばそれでいいので、傲慢にならずにチームの勝ちだけを目指していきたいと思います」
次戦でU-24フランス代表も破り、グループステージ3連勝で決勝トーナメントに進むことができれば、悲願の金メダル獲得に向けた追い風はさらに強くなる。日本を勝利に導く久保のさらなる活躍に、期待は膨らむばかりだ。
【了】