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頼れるオーバーエイジの一人であるマキシミリアン・アーノルド【写真:Getty Images】
マキシミリアン・アーノルド(背番号8)
生年月日:1994年5月27日(27歳)
所属クラブ:ヴォルフスブルク
20/21リーグ戦成績:30試合出場/3得点7アシスト
昨季ヴォルフスブルクのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献したMFが、オーバーエイジ(OA)として若きドイツ代表に加わった。派手さという意味では欠けるが、左足から放たれるボールの質はピカイチで、組み立てから崩しの局面においてチームの助けに。そして、泥臭い守備も怠らないなど、とにかくよく働く。若き選手たちにとっても良いお手本となるだろう。
ナディーム・アミリ(背番号11)
生年月日:1996年10月27日(24歳)
所属クラブ:レバークーゼン
20/21リーグ戦成績:29試合出場/2得点6アシスト
ロシアワールドカップ後にドイツ代表デビューを果たしたアタッカーが、オーバーエイジ(OA)枠として選出された。足元の技術に優れており、鋭いターンで前を向いては力強いドリブルでチャンスの可能性を広げる。さらに、ラストパスも冴えるなど、崩しの場面における存在感は特別なものがある。ただ、得点力はあまり高くなく、ここは今後の更なる成長に期待が懸かる。
アルネ・マイアー(背番号13)
生年月日:1999年1月8日(22歳)
所属クラブ:ヘルタ・ベルリン
20/21リーグ戦成績:16試合出場/0得点0アシスト(ビーレフェルト)
昨季、ヘルタ・ベルリンからレンタル移籍したビーレフェルトで主力を張り、評価を高めたMF。滑らかなボールタッチで相手をいなし、長短を織り交ぜたパスでリズムを生み出せる。ちなみに、16歳の時にひどい腰痛に悩まされサッカーから離れざるを得なくなった。後にその原因が、歯列矯正を行った歯科医のミスによる歯の歪みだったことが判明。それ以降、矯正器具を装着し続けている。
アントン・スタッフ(背番号17)
生年月日:1998年11月15日(22歳)
所属クラブ:グロイター・フュルト
20/21リーグ戦成績:30試合出場/1得点0アシスト
それまで4部リーグでのプレーが続いていたが、昨季加入したグロイター・フュルトで主力に君臨した。そこで1部昇格に貢献し、さらに先月にはU-21ドイツ代表としてU-21ユーロ(欧州選手権)制覇を経験。そして東京五輪メンバーにも選出されるなど、今ノリに乗っている。バスケットボールの大ファンのようで、東京五輪では「ドイツとアメリカの試合を観たい」と話す。
エドゥアルト・レーベン(背番号18)
生年月日:1997年1月28日(24歳)
所属クラブ:ボーフム
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト(ヘルタ・ベルリン)
ニュルンベルクでプロデビューし、2019年にヘルタ・ベルリンへ移籍した。ただここでの出番は限られており、2019/20シーズン途中にアウクスブルクへのレンタルを経験。来季はボーフムに期限付きで加入することが決まった。身長188cmと大柄で攻守において活発にプレーし、ユーティリティー性も光る24歳は、新天地で主力に躍り出るため、東京五輪でアピールしておきたい。