【写真:Getty Images】
U-24日本代表は22日、東京五輪のグループステージ初戦に臨み、U-24南アフリカ代表を1-0で下した。
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驚きだったのは、絶対的なレギュラーと見られていたDF冨安健洋の欠場だ。試合前に発表されたメンバーに名前はなく、ベンチ入りすらできなかった。
ディフェンスラインの柱の初戦欠場理由について、森保一監督は試合後の記者会見で「昨日の練習で左足首を痛めまして、今日の試合は出場を見送ることになりました」と明かした。
代わりにセンターバックとして出場したDF板倉滉が安定したパフォーマンスを見せ、南アフリカ戦は無失点に抑えた。しかし、次戦は相手のレベルが飛躍的に上がる。中2日で戦うことになるU-24メキシコ代表は、22日にU-24フランス代表を4-1で打ち破った。
試合内容も圧倒的で、優勝候補の一角にふさわしい実力を示したといえよう。そんな相手との一戦に冨安を欠くのは大きな痛手だ。ただ、森保監督は「これからまた経過観察をして、次の試合に出られるか、痛み具合、コンディションを見て決めていきたいと思っています」と冨安の早期復帰の可能性について言葉を濁した。
そのうえで「今のところはいつまでに戻るとか、そういうことは今お話しできる状態ではなく、次の試合も可能かもしれないというところです」とも述べていた。
25日のメキシコ戦は受傷から5日目ということになる。南アフリカ戦でベンチにも入れなかったとなると、次の試合までの2日間で万全の状態でピッチに立てるまで回復するのは難しいかもしれない。
冨安がしばらく不在になれば、過密日程の中で他の選手の起用法も見直す必要が出てくるだろう。U-24日本代表は大会序盤にして、いきなり試練を突きつけられた。
(取材・文:舩木渉)
【了】