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リケルメも称賛した逸材チアゴ・アルマダ【写真:Getty Images】
ファウスト・ベラ(背番号5)
生年月日:2000年3月26日(21歳)
所属クラブ:アルヘンティノス・ジュニアーズ
19/20リーグ戦成績:14試合出場/1得点0アシスト
王様フアン・ロマン・リケルメに憧れる守備的MFで、広い視野と確かなパススキルを武器に中盤底からゲームメイクすることを得意としている。東京五輪・南米予選では全7試合中6試合でフル出場を果たすなど、日本行きの切符獲得に大きく貢献。もちろん本番でも期待値は高い。選手本人も「東京五輪をとても楽しみにしていた。今年、最も重要なことの一つだ」と意気込んでいる。
サンティアゴ・コロンバット(背番号8)
生年月日:1997年1月17日(24歳)
所属クラブ:クラブ・レオン(メキシコ)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/0得点1アシスト(シント=トロイデン)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/1得点0アシスト(クラブ・レオン)
2016年にイタリアでプロデビューし、その後しばらく欧州でのプレーを継続。そして今年に入り、活躍の場をクラブ・レオンへと移している。東京五輪・南米予選は不参加だったが、3月のU-24日本代表との親善試合で久々に招集され、そのまま本大会メンバーにも選ばれることになった。武器は左足のキック精度の高さ。鋭い縦パスを次々と送り込んでくるなど、恐ろしい存在だ。
アレクシス・マク・アリスター(背番号10)
生年月日:1998年12月24日(22歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/1得点1アシスト
すでにアルゼンチン代表招集も果たしている存在で、このチームでは背番号10を身に着けている。東京五輪・南米予選では4得点を挙げるなど奮闘し、本大会行きの立役者となった。ライン間でボールを受けることが上手く、そこからの直線的なドリブルや鋭い縦パスで違いを生むなど、オフェンスセンスはやはり非凡。メダル獲得に向け、この男の輝きは欠かせない要素になる。
マルティン・パジェロ(背番号16)
生年月日:1998年9月11日(22歳)
所属クラブ:バンフィエルド
19/20リーグ戦成績:1試合出場/0得点0アシスト(バンフィエルド)
19/20リーグ戦成績:16試合出場/1得点0アシスト(タジェレス)
これまで代表とはほぼ無縁のキャリアを歩んできており、東京五輪・南米予選にも参加していなかったが、本大会メンバーに選出されることとなった。身長183cmの体格を誇っており、力強いドリブルで局面を打開できることがストロングポイントだ。来季からはミドルスブラでプレーすることがほとんど確定的で、移籍金はクラブ史上最高額になるのでは? とも噂されている。
トマス・ベルモンテ(背番号17)
生年月日:1998年3月27日(23歳)
所属クラブ:ラヌース
19/20リーグ戦成績:16試合出場/0得点0アシスト
ラヌースでプロデビューし、ここまで順調な成長を見せているMF。身長178cmと特別大柄ではないが空中戦にめっぽう強いというのが大きな魅力で、積極果敢にペナルティーエリア内へ侵入してはダイナミックにボールへ飛び込み、ゴールを奪ってしまうことができる。父親は肉屋で働いていて、サッカー選手でなかったらその後を継いでいたとのこと。肉の種類、切り方を熟知。
チアゴ・アルマダ(背番号20)
生年月日:2001年4月26日(20歳)
所属クラブ:ベレス・サルスフィエルド
19/20リーグ戦成績:22試合出場/4得点1アシスト
東京五輪における注目選手の一人と見ていいだろう。わずか5歳でベレス・サルスフィエルドの下部組織に入団したMFはテクニック、ドリブル、パスのすべてがハイレベルで、すでに欧州ビッグクラブから熱視線を浴びている。そのクオリティーの高さは、ベレスの試合を観たファン・ロマン・リケルメが「ぜひ会いたい」と自宅でのバーベキューに招待したほど。日本の地で輝くか。
カルロス・バレンスエラ(背番号21)
生年月日:1997年4月22日(24歳)
所属クラブ:バラカス・セントラル
20/21リーグ戦成績:24試合出場/3得点1アシスト(ファマリカン)
ラシン・クラブの下部組織で育ったレフティー。昨季はバラカス・セントラルからファマリカンへレンタル移籍して欧州初上陸を果たし、プリメイラ・リーガ24試合に出場した。身長167cmと小柄でフィジカルに難がある点は否めないが、細かなタッチを駆使したドリブルの鋭さは非凡。先日行われたU-24韓国代表との親善試合では相手DF一枚を外し見事なコントロールシュートを沈めている。