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林大地【写真:Getty Images】
U-24ホンジュラス代表戦:林大地(63分OUT)、前田大然(63分IN)
当初はバックアップメンバーの選出だった林大地が脳震盪で別メニュー調整だった前田大然と、怪我で出遅れた上田綺世を抑え先発に名を連ねた。林はゴールこそなかったものの、堂安律のゴールをポストプレーからアシストと結果を残した。サガン鳥栖の”ビースト”はらしさ溢れる気合の入ったプレーで日本の攻撃を活性化させた。出場時間が短った前田大然だが、日本の3点目に絡んだ。自慢の快速だけでなく、ポストプレーでチームにリズムを与えていた。
U-24スペイン代表戦:林大地(45分OUT)、前田大然(45分IN)、上田綺世(66分IN)
林が2試合連続のスタメン出場。ユーロ(欧州選手権)2020で主力だったパウ・トーレスや、バルセロナ新加入のエリック・ガルシアなど世界レベルのディフェンスに苦戦した場面も見られた。それでも先制ゴールの場面では、スペースを空ける動きで堂安のゴールに繋げた。前田大然は後半頭から出場し、その爆発的なスピードが通用する場面もあった。チャンスを作る場面は少なかったが、途中右サイドに入り自慢のスプリントで守備にも奮闘していた。怪我で出遅れた上田綺世が実戦に復帰したことは大きいだろう。万全な状態であれば、持ち味の瞬発力と決定力でチームに貢献してくれることだろう。
FW査定
この2試合でFW陣の得点は0。FWの決定力は課題だ。それでも1アシストを記録した林大地は、この2試合で評価を上げただろう。林の次に出場時間が多い前田大然のスピードが、スペイン相手でも通用する場面があった。あとはゴールに繋がる動きを見せることができれば、もっと評価が上がるだろう。怪我で出遅れた上田綺世は、まだまだ本調子とは言えず。それでも上田の実力を考えると、万全な状態であればスタメンの可能性が高い。初戦のU-24南アフリカ戦で状態が良くなることを期待したい。
A評価:上田綺世
B評価:前田大然、林大地
C評価:該当者なし
【了】