U-24日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2021でU-24スペイン代表と対戦する。これが東京五輪前最後のテストマッチとなるが、若き森保ジャパンは欧州の強豪国に対し、果たしてどのようなパフォーマンスを披露するだろうか。
東京五輪優勝候補との貴重な一戦
U-24日本代表は12日に行われたU-24ホンジュラス代表との一戦を3-1で制した。立ち上がりから相手を圧倒し先に2点を奪取。後半はややペースが落ち66分に1点を返されたものの、終盤に堂安律がゴールを挙げ勝負を決めている。課題と収穫の両方が見つかった、非常に意味のあるゲームとなった。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
その一戦から中4日、森保ジャパンは東京五輪前最後となるテストマッチを迎える。相手は、ペドリやダニ・オルモ、マルコ・アセンシオら数多くの実力者を揃える本大会の優勝候補U-24スペイン代表。東京五輪で悲願のメダル獲得を目指すU-24日本代表にとって、最高の相手となることは確かだろう。
なお、この試合では11人の交代枠が設けられている。そのため、あくまで本番が22日のグループリーグ初戦、U-24南アフリカ代表戦ということを考えても、例えば前半と後半で大幅にメンバーを入れ替える、などいったことは十分にあり得る。今回は、そうした点を踏まえスタメン案を紹介していきたい。
GKは東京五輪メンバー発表直前で谷晃生が一番手に躍り出る格好となったが、その同選手は12日のU-24ホンジュラス代表戦で判断ミスを犯し失点を招くなど、本大会に向け若干の不安をのぞかせた。そのため、今回は大迫敬介の起用を推す。ここでアピールできれば、再び一番手になる可能性は十分高いはずだ。
最終ラインは左から旗手怜央、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹の4人。
冨安、吉田、酒井の3人はU-24ホンジュラス代表戦でも先発し、いずれもさすがの安定感を発揮した。本日のU-24スペイン代表戦では、ある程度押し込まれる時間帯も増えると予想される中で、どれだけ力を示すか。出場時間が限られるとしても、本番に向けぜひチェックしておきたい。
旗手は12日のU-24ホンジュラス代表戦を欠場しており、若き森保ジャパンにおける現状の左サイドバック一番手ということを考えても、ここで起用する必要があるはず。レアル・マドリードでプレーするアセンシオとマッチアップする可能性も大いにあるが、どこまで粘り強く戦えるか。その存在価値を証明してほしいところである。