最終ラインを支えるリーダー
【写真:Getty Images】
DF:ネウエン・ペレス(アトレティコ・マドリード/スペイン)
生年月日:2000年6月24日(21歳)
20/21リーグ戦成績:14試合出場/0得点0アシスト(グラナダ)
アルヘンティノス・ジュニアーズでプロキャリアをスタートさせてから間もなくして、アトレティコ・マドリードに引き抜かれたDFだ。2019年にはポルトガルのファマリカンへレンタルし、シーズン通して主力として活躍したことで大きく評価が上昇。昨季期限付き加入したグラナダではやや苦戦したが、将来が楽しみな選手であることに変わりはない。ちなみに、現時点ではレンタル移籍を終えアトレティコ所属となっているが、来季も他クラブへレンタル移籍することが濃厚である。
アルゼンチン代表デビューはまだ果たせていないが、年代別代表でのプレー経験は実に豊富だ。U-17南米選手権に出場し、ロシアワールドカップにはトレーニングメンバーとして参加。さらにU-20代表としてU-20ワールドカップとU-20南米選手権でもプレーしている。そして昨年にはU-23代表メンバーとして東京五輪・南米予選に参加。キャプテンを担いチームをまとめ、本大会出場に大きく貢献した。
センターバックとしてのお手本はニコラス・オタメンディとセルヒオ・ラモスで、過去に自身のストロングポイントは「マーキングの速さと強さ」にあると話している。その言葉通り、身長184cmと特別大柄ではない同選手は、とにかくボールホルダーに対し厳しくプレッシャーを与え自由を奪う。それもただガムシャラにというわけではなく、頭は常に冷静なのでゲームの中で大崩れすることが少ない。東京五輪でも多くのFWにとって悩みの種となるか。
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