東京五輪に出場中のU-24ブラジル代表が決勝進出を果たした。連覇を狙う同国には、果たしてどのような選手が名を連ねたのだろうか。今回は、東京五輪本大会で注目すべきU-24ブラジル代表の5人をピックアップする。(2021年7月15日掲載の記事を再編集したものです)
頼れる38歳のオーバーエイジ
【写真:Getty Images】
DF:ダニエウ・アウベス(サンパウロ)
生年月日:1983年5月6日(38歳)
20/21リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
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38歳ベテランDFダニエウ・アウベスがオーバーエイジ(OA:25歳以上)枠で選出された。母国ブラジルのバイーア下部組織出身であるアウベスは18歳でプロ契約を締結し、2001年11月にプロデビュー。2003年1月にセビージャへ移籍し、初めてブラジル国外へ挑戦することに。同年に行われたワールドユース(U-20ワールドカップ)では全試合に出場し、U-20ブラジル代表の優勝に貢献した。
セビージャに移籍後のアウベスはすぐに主力に定着。2005/06シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)MVPに輝き優勝に貢献。その後セビージャでの活躍が認められ、2008年7月にサイドバックの選手としては当時の最高額でバルセロナへ移籍。同クラブではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)など数々のタイトルを獲得。2016年6月にはユベントスへ移籍となった。
セビージャ、バルセロナ、ユベントスと活躍してきたアウベスは2017年にパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入。リーグやカップ戦の優勝に貢献した。そして、2019年8月にサンパウロへ移籍となり、17年ぶりの母国復帰を果たした。
意外にもアウベスは五輪出場経験がなく、東京大会が初の五輪になる。ブラジルは母国開催の前回大会でネイマールなどを擁し優勝を経験。大会連覇へ、アウベスへかかる期待も大きい。