19歳でドイツ代表デビューしたマルチなDF
【写真:Getty Images】
DF:ベンヤミン・ヘンリクス(RBライプツィヒ)
生年月日:1997年2月23日(24歳)
20/21リーグ戦成績:13試合0得点1アシスト
レバークーゼンの下部組織出身のベンヤミン・ヘンリクスは、将来を嘱望されるスター候補だった。16/17シーズンは19歳のときにドイツ代表デビューを果たし、その年はレバークーゼンのレギュラーとして活躍。しかし、その後は負傷もあり伸び悩み、2年間はリーグ・アンのモナコでのプレーも経験している。
昨夏にドイツに戻ってRBライプツィヒに加入し、21/22シーズンからは完全移籍に切り替わる。昨年10月には4年ぶりとなるドイツ代表復帰を果たしたが、11月に膝蓋骨を痛めて長期離脱を余儀なくされた。ただ、シーズン終盤に復帰を果たしており、東京五輪には万全の状態で臨めるはずだ。いくつかのビッグクラブからメンバーを召集できなかった中で、経験値のあるヘンリクスの存在は大きい。
右サイドバックが本職だが、右ウイングバックや中盤でも起用され、左サイドでもプレーできるポリバレントさを見せる。ファウルの多さは否めないが、果敢なタックルでボールを奪いにいくスタイルが魅力のDFである。複数のポジションをこなせる点も、シュテファン・クンツ監督を助けることになるだろう。
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