経験豊富なベテランFW、過去には代表追放も…
【写真:Getty Images】
FW:マックス・クルーゼ(ウニオン・ベルリン)
生年月日:1988年3月19日(33歳)
20/21リーグ戦成績:22試合出場/11得点5アシスト
故郷のクラブでキャリアをスタートしたマックス・クルーゼは、2006年にブレーメンに加入する。しかし、トップチームでの出場は1試合のみに終わり、2009年に当時ブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに移籍すると、09/10シーズンにはブンデスリーガ昇格に貢献した。翌シーズンにチームは最下位で降格することとなったが、活躍が認められたクルーゼはSCフライブルクへ移籍。SCフライブルクでは全試合に出場し、11得点を挙げる活躍でチームをUEFAヨーロッパリーグ出場に導いている。2016年にはブレーメンに復帰し、18/19シーズンには日本代表の大迫勇也とチームメイトとなった。
フライブルクでの活躍が認められ、2013年にはドイツ代表に初招集された。デビュー戦ではアシスト、2戦目では初得点を記録している。ユーロ2016予選では出場時間が少ないながらも、5試合で3得点を挙げる活躍を見せた。クラブ、代表で好調を維持していたが、ピッチ外で問題を起こしたことでドイツ代表を追放され、ユーロ2016メンバーから外れる結果となった。
それ以降は代表からも遠ざかっているが、その才能に疑いの余地はない。センターフォワードながら、プレーエリアは広く、ゴール前以外での仕事もこなすことができるFWだ。さらに、両足と頭を使いこなし、ペナルティーエリア内のどこからでもゴールを奪うことができる。卓越したシュートセンスに加え、これまで数々のクラブで結果を残し続けてきた経験値はU-24ドイツ代表にとって、重要な戦力となるだろう。