パワフルなゴールハンター
【写真:Getty Images】
FW:アンドレ=ピエール・ジニャック(ティグレス/メキシコ)
生年月日:1985年12月5日(35歳)
20/21リーグ戦成績:35試合出場/16得点2アシスト
フロリアン・トバン、テジ・サバニエと共にオーバーエイジ(OA)として東京五輪メンバー入りを果たすことになった。このベテランFWはフランス代表で36キャップを誇っており、2010年の南アフリカワールドカップや2016年のユーロ(欧州選手権)にも出場しているなど経験値が豊富。若い選手はもちろんのこと、トバンやサバニエにとっても頼りになる存在と言えるだろう。
現在35歳であるが、ストライカーとしての輝きはほとんど失われていない。2015年より所属しているメキシコのティグレスでは今も主力を張っており、昨年にはFIFAクラブワールドカップとCONCACAFチャンピオンズリーグの両コンペティションで得点王に輝いている。そして今年2月にはクラブとの契約を2024年まで延長。昨季リーグ戦では最終的に16得点を挙げており、これで6シーズン連続の二桁得点となった。
そんなベテランは身長186cmという恵まれた体格を誇っていて、そこから繰り出すパワーで相手を圧倒する。ゲームの組み立てなどの貢献度はあまり高くないものの、ボールが来れば迷わずシュートを狙いGKを襲うなど、良い意味でクラシカルなストライカーと言っていいだろう。東京五輪では吉田麻也や冨安健洋らを擁するU-24日本代表を含め、他国のDFにとってどこまで脅威となれるか。U-24フランス代表が上位へ進出するためのカギと言えそうだ。
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