【写真:Getty Images】
チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョが、ユーロ2020(欧州選手権)決勝でのPK失敗について振り返った。母国ブラジルのテレビに語ったとして伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
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イタリア代表は現地時間11日に行われたユーロ決勝でイングランド代表と対戦し、1-1の同点でPK戦へ。両チーム4人ずつを蹴り終え、イタリアが3-2でリードした状況で、ジョルジーニョは5人目のキッカーとして登場した。
準決勝のスペイン代表戦では決勝進出を決めるPKを非常に冷静に成功させていたこともあり、この名手のゴールを疑う者はほとんどいなかっただろう。だがゴール左隅へのシュートはGKジョーダン・ピックフォードに触られたあとポストを叩いて失敗に終わった。
「いつもチームのために全力を尽くそうとしているけど、残念ながらうまくいかない時もある。PKを失敗することになってしまって、あの瞬間は世界が崩れ落ちるようだったよ。イタリア代表に勝利をプレゼントしたかったからね」とジョルジーニョは振り返っている。
だがジョルジーニョとイタリアにとっては幸いなことに、GKジャンルイジ・ドンナルンマがイングランドの5人目を止めてイタリアの優勝を決めた。「ドンナルンマが止めることは分かっていた。幸いゴール前にはあの怪物がいて、僕を救ってくれたよ」とジョルジーニョは感謝の思いを表した。
チェルシーでチャンピオンズリーグ優勝も達成したジョルジーニョは今年度のバロンドール候補にも挙げられる。「受賞の基準次第だと思う。才能という話なら僕が世界一じゃないと分かっている。でもタイトルに基づいて選ぶというなら、今季僕ほど多くのものを勝ち取った選手は誰もいないね」と受賞の見通しについて語っている。
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