【写真:Getty Images】
今年の夏のビッグイベントであるユーロ2020(欧州選手権)とコパ・アメリカ2021(南米選手権)の2つが終了したことで、今年度のバロンドール受賞に向けた争いの状況もある程度明確になり始めてきた。各国メディアが候補となり得る選手を挙げ、見通しを論じている。
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昨年度は新型コロナウイルスの影響により公平な選出が難しいとして、創設以来初めてバロンドールの選出が行われなかった。今年は2年ぶりに、サッカー界で最も重視される個人賞の受賞者が選ばれることになる。
ユーロとコパを終えた時点で、最有力候補に躍り出たとみられているのはアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ。スペイン『スポルト』紙は13日付でメッシの受賞が有力という予想を伝えたほか、『マルカ』紙も「現時点では誰かがメッシの7回目の受賞を阻むのは難しく思える」と述べるなど、多くのメディアが候補の筆頭に挙げている。
バルセロナでリーガエスパニョーラ得点王に輝いたとはいえ、チームの成績が振るわなかったこともあり、2020/21シーズン終了の時点ではメッシの受賞は厳しいという見方が一般的だった。だがコパ・アメリカでは7試合で4得点5アシストという文句なしの活躍でアルゼンチンを優勝に導き、得点王とMVPも受賞。悲願の代表初タイトルという意味で感情面に訴えるインパクトも大きかった。
チャンピオンズリーグ(CL)優勝とユーロ優勝の二冠を達成したチェルシーのMFジョルジーニョも有力な候補と予想される選手の一人。仏紙『レキップ』はジョルジーニョが「本格的な候補」になると予想する記事を出している。
他にはエンゴロ・カンテ、ハリー・ケイン、ロベルト・レバンドフスキ、キリアン・ムバッペ、クリスティアーノ・ロナウド、ジョルジョ・キエッリーニ、ジャンルイジ・ドンナルンマなどが各国メディアで候補として言及されている。メッシを止める選手はこの中から出てくるのだろうか。
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