【日本 2-0 ホンジュラス　キリンチャレンジカップ2021】

　U-24日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2021でU-24ホンジュラス代表と対戦している。

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　まもなく開幕する東京五輪に向けた実戦の場はラスト2試合。貴重な親善試合に、森保一監督はU-24代表の主力級を惜しみなく起用した。

　日本にとって最大の武器である2列目には右からMF堂安律、MF久保建英、MF三好康児が並び、FW上田綺世がコンディションに問題を抱える1トップにはFW林大地が入った。ACLの遠征から帰国してチームに合流したばかりのMF旗手怜央、MF三笘薫、DF瀬古歩夢の3人はベンチ外となった。

　序盤から積極的に前へ出て主導権を握った日本は12分、右サイドでフリーになった久保が右足で低いクロスをゴール前に送ると、逆サイドから走り込んだ三好が合わせる。しかし、惜しくもシュートはゴールポストに直撃し先制点とはならない。

　直後の13分、ペナルティエリア右手前で日本がフリーキックを獲得。これを久保が相手のタイミングを外して蹴り、ふわりとしたボールをゴール前に落とす。そして最後はフリーになっていたDF吉田麻也がプッシュし、先制点を挙げた。

　18分には中央を速攻で破り、三好のスルーパスに抜け出した林がディフェンスを1人かわしてシュート。冷静なフィニッシュだったが、GKに指先で触られ追加点とはならず。林は29分にも久保の横パスからシュートチャンスを迎えたものの、GKの正面に蹴ってしまいゴールネットは揺らせなかった。

　なかなかゴールは決まらなかった林だが、アシストでチームに貢献した。40分、冨安がボールを奪って自ら左サイドを持ち上がると、ゴール前にグラウンダーのパスを供給。これを林がワンタッチで落とし、堂安が狙いすましたシュートで2点目を奪った。

　日本は前半、ホンジュラスをシュート0本に抑える完璧な守りも披露。終始試合の主導権を握り、2点リードで前半を終えた。

【得点者】
13分 1-0 吉田麻也（日本）
40分 2-0 堂安律（日本）

【了】