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【写真:Getty Images】
酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日(31歳)※OA
A代表通算成績:65試合1得点
U-24通算成績:2試合0得点
オーバーエイジ(OA:25歳以上)枠での選出となった酒井宏樹が加わったことで、U-24日本代表のDFラインと右サイドが大きくパワーアップした。A代表組も東京五輪代表に選出されており、そういう意味では連係面での不安も少ないだろう。タイミングの良い攻め上がりと精度の高いクロス、そしてフィジカルの強さは魅力的だ。
アカデミー時代から所属する柏レイソルではリーグ優勝に貢献し、ドイツのハノーファーで4年、フランスのマルセイユで5年間在籍。日本代表でも長年に渡って右サイドバックに君臨する酒井は、今夏からJリーグに復帰して浦和レッズに加入するという決断をした。金メダル獲得には経験豊富なSBの力が必要となるだろう。
【写真:Getty Images】
吉田麻也(サンプドリア / イタリア)
生年月日:1988年8月24日(32歳)※OA
A代表通算成績:107試合11得点
U-24通算成績:2試合0得点
代表通算107試合に出場する吉田麻也の経験がチームにもたらす価値は計り知れない。オーバーエイジとして参加したロンドン五輪ではキャプテンを務め、メダル獲得まであと一歩のところまで迫った。北京五輪にも出場しており、今大会が3大会目の出場になる。
昨冬からプレーするサンプドリアではセリエA初ゴールも記録。Jリーグ、オランダ、イングランド、イタリアと経験してきた日本のCBが世界の強豪の攻撃をはじき返す。
【写真:Getty Images】
冨安健洋:(ボローニャ / イタリア)
生年月日:1998年11月5日(22歳)
A代表通算成績:23試合1得点
U-24通算成績:5試合0得点
A代表とボローニャで欠かせない存在となった冨安健洋は、この世代を牽引するDFの1人。これまではこのチームでプレーする機会が少なかったが、酒井宏樹や吉田麻也らA代表の選手も多く連係面の不安は少ないはずだ。
的確なカバーリングやボールを運ぶ技術、そして正確なキックなど、現代のDFに求められる能力を高いレベルで備えている。イタリアで好パフォーマンスを見せてきた冨安には移籍の噂もある。去就についても気になるところだが、まずは東京五輪でのメダル獲得だ。
【写真:Getty Images】
中山雄太(PECズヴォレ / オランダ)
生年月日:1997年2月16日(24歳)
A代表通算成績:5試合0得点
U-24通算成績:17試合4得点
2017年のFIFA U-20ワールドカップでキャプテンマークを巻いた中山雄太は、この世代でも長く主将を務めてきた。左利きで複数のポジションをこなせる中山は左サイドバック、センターバック、守備的MFなどクラブでも代表でも経験している。
キャプテンの役職はオーバーエイジで参加する吉田麻也に譲るが、リーダーの1人としてチームを支える。オランダでの経験を糧に東京五輪で活躍できるだろうか。