ペップが称賛したDF
【写真:Getty Images】
DF:エリック・ガルシア(バルセロナ)
生年月日:2001年1月9日(20歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト(マンチェスター・シティ)
バルセロナのカンテラ(下部組織)に入団したのは2008年。U-24日本代表の久保建英とは同期で、アンス・ファティらとも一緒にプレーしている。2013年には「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013」に参戦するため来日し、大会MVPに輝くという確かな実績も残していた。しかし、契約延長交渉がうまくいかず、2017年に16歳でマンチェスター・シティへ活躍の場を移している。
シティでは当初ユースチームの所属となったが、翌2018年にトップチームへ帯同し、同年にデビュー。2019/20シーズンは終盤戦に出番を増やし、最終的にプレミアリーグでは13試合に出場している。昨季は出番が少なかった(移籍の件もあり)が、ジョゼップ・グアルディオラ監督からは「彼のような振る舞いの選手は喜んで15人ほど欲しいと思っているよ」と変わらず高い評価を獲得。またスペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督からも信頼されており、ユーロ2020(欧州選手権)に出場した。
来季よりバルセロナに復帰することが決まった若きセンターバックは身長182cmと大柄なタイプではなく、フィジカルもスピードも平均的。しかし、読みの鋭さや判断力の良さといったクレバーさを前面に押し出して最終ラインを引き締める。そして、とにかく足元の技術が高く、グアルディオラ監督が話すように軽率なミスがかなり「少ない」。ビルドアップの質に関しては20歳ながらすでに世界トップクラスと言えるだろう。
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