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攻守に存在感を放つ小さな巨人マルコ・ヴェラッティ【写真:Getty Images】
ジョルジーニョ(背番号8)
生年月日:1991年12月20日(29歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:28試合出場/7得点1アシスト
今大会成績:6試合出場/0得点0アシスト
イタリア代表には欠かせない中盤の大黒柱だ。世界ナンバーワンと言っても良いパススキルで攻撃のリズムを生み出せるのはもちろん、バランスを整えながら鋭い読みを利かすなど、守備面の貢献度も抜群に高い。ちなみにここまで走行距離72.3kmを記録しているが、これは大会2位の成績となっている。
スペイン代表とのPK戦では決めれば勝利という重要な場面でキッカーを担当。これを難なく沈めたことで、試合後にメンタルの強さを称賛された。このように常に冷静沈着な司令塔は、決勝でもチームに安心感を与えてくれるだろう。チャンピオンズリーグ(CL)に続き、ビッグタイトル獲得なるか。
ニコロ・バレッラ(背番号18)
生年月日:1997年2月7日(24歳)
所属クラブ:インテル
20/21リーグ戦成績:36試合出場/3得点9アシスト
今大会成績:5試合出場/1得点2アシスト
凄まじい成長を見せるイタリアの未来だ。豊富な運動量と非凡なフィジカルを武器に守備で奮闘するだけでなく、確かな技術力と視野の広さを武器にチャンスメイクも行い、そのスプリント力でカウンターも炸裂させるなど、攻守における仕事量は計り知れない。まさに、最高の現代型MFである。
ロベルト・マンチーニ監督からの評価はやはり高く、今大会はグループリーグ第3節ウェールズ代表戦を除く5試合で先発出場。その中で1得点2アシストという目に見える結果も残してきた。優勝を掴み取るために、実力者揃いのイングランド代表とのゲームでもタフに戦い続けたい。
マルコ・ヴェラッティ(背番号6)
生年月日:1992年11月5日(28歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/0得点2アシスト
今大会成績:4試合出場/0得点2アシスト
今大会は怪我の影響でスタートダッシュに失敗したが、グループリーグ第3節のウェールズ代表戦で復帰。以降、主力としてピッチに立ち続け、歓喜をもたらしてきた。パスもドリブルも秀逸で、ここまでタックル数ナンバーワンを誇るなどハードな守備も特長。やはりチームには欠かせないピースだ。
ファイナルの舞台は聖地ウェンブリー・スタジアム。そのため、イタリア代表にとっては完全アウェイの中でのゲームとなる。しかし、選手本人は「そういったスタジアムでプレーするのは慣れているし、僕たちの力にもなる。恐れていないよ」と頼もしいコメント。母国を優勝へと導けるか。