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EURO2020 3年前

イタリア代表、ユーロ2020予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。決勝イングランド代表戦、53年ぶりの頂点目指す男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

レオナルド・ボヌッチ
今大会全試合出場中である守備の要レオナルド・ボヌッチ【写真:Getty Images】



ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(背番号2)
生年月日:1993年8月4日(27歳)
所属クラブ:ナポリ
20/21リーグ戦成績:36試合出場/3得点7アシスト
今大会成績:5試合出場/0得点0アシスト

 エンポリで頭角を現し、ナポリでも定位置を確保した27歳のDF。爆発的なスピードや強靭なフィジカルといった派手な武器は持っていないが、堅実な守備対応が光る選手で、クロスの質にも定評がある。また、本職の右サイドだけでなく、センターバックと左サイドバックを務められる点も魅力だ。

 初戦こそアレッサンドロ・フロレンツィに先発の座を譲ったが、同選手が負傷したことで以降は右SBの基本レギュラーに。ここまで非常に粘り強く戦ってきた。決勝では好調ラヒーム・スターリングとのマッチアップが予想されるが、果たして相手をどこまで封じ込めることができるか。

レオナルド・ボヌッチ(背番号19)
生年月日:1987年5月1日(34歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点0アシスト
今大会成績:6試合出場/0得点0アシスト

 イタリア代表が決勝にたどり着く上で、この男の存在は欠かせなかった。ここまで全6試合でピッチに立ち、うち5試合でフル出場を達成。ジョルジョ・キエッリーニ、アレッサンドロ・バストーニ、フランチェスコ・アチェルビと相方が変わりながらも、安定感を欠くことは決してなかった。

 身長190cm・体重82kgの体格を誇っており、地上、空中問わず対人戦では抜群の強さを発揮する。また、その巨躯には似合わぬ足元の技術も持っていて、最終ラインから繰り出すロングフィードで攻撃のリズムに変化をもたらすことも多い。ちなみに、メンタルの強さなら誰にも負けていない。

ジョルジョ・キエッリーニ(背番号3)
生年月日:1984年8月14日(36歳)
所属クラブ:無所属
20/21リーグ戦成績:17試合出場/0得点1アシスト
今大会成績:4試合出場/0得点0アシスト

 イタリア代表通算100試合以上の出場を誇る大ベテランだ。36歳となりさすがに細かな怪我を負うことが増えてきたが、ピッチに立った際の存在感はやはり絶大で、強靭なフィジカルをフルに活用したタイトなマークで相手の自由を確実に奪う。まさに、アッズーリが世界に誇る守備職人だ。

 今大会はグループリーグ第2節スイス代表戦で負傷しその後2試合を欠場したが、準々決勝ベルギー代表戦で復帰。そこで勝利をもたらすと、次の準決勝でもスペイン代表撃破に貢献した。優勝まで残り1勝。これが自身最後のユーロになる可能性は高いが、有終の美を飾ることができるだろうか。

エメルソン・パルミエリ(背番号13)
生年月日:1994年8月3日(26歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点0アシスト
今大会成績:3試合出場/0得点0アシスト

 今大会は基本レオナルド・スピナッツォーラの控えだったが、同選手が準々決勝ベルギー代表戦で負傷し離脱したことで、準決勝スペイン代表戦では先発出場。緊張感はあったはずだが、問題なくプレーし勝利に貢献した。迎えるファイナルでも、引き続きスタメンで起用されることになるだろう。

 縦への推進力や守備力は及第点といったところだが、丁寧なパスで味方を使いながら攻撃参加するプレーが持ち味。スペイン代表戦でも一列前のロレンツォ・インシーニェとうまく連係し、何度かサイドを突破したシーンがあった。イングランド代表戦ではどのようなパフォーマンスを披露するか。

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