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世界最高のストライカーは誰だ? サッカー選手CF能力値ランキング11位~15位。輝きを失わないミランの大ベテランは何位?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:前線の何でも屋

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【写真:Getty Images】



FW:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/バルセロナ)
生年月日:1991年2月21日(30歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
20/21リーグ戦成績:36試合出場/13得点7アシスト

 アトレティコ・マドリードで世界を代表するFWとなり、2019年夏にバルセロナの一員となった。加入1年目は適応に苦しみ得点とアシストの両方で満足いく結果を残せなかったが、2年目となった2020/21シーズンはラ・リーガで13得点7アシストを記録。もちろんアトレティコ時代の輝きを考えると物足りなくも思えるが、徐々にフィットしてきたという印象を与えたのも事実だ。

 そんなアントワーヌ・グリーズマンは前線で何でもこなす万能型だ。攻撃的ポジションならどこでもプレーすることが可能で、「ドリブル」、シュート、「パス」のセンスがいずれもハイレベル。そのため、組み立てから崩し、そしてフィニッシュとすべての局面で非凡な存在感を放つ。相手からすると非常に捕まえづらく、やりにくい選手と言えるだろう。

 また、オフェンスだけでなくディフェンス面でしっかりと仕事を果たす点もグリーズマンの大きな魅力。バルセロナでは豊富な運動量を武器に前線からのプレスをサボることがなく、ピンチと見れば自陣ペナルティーエリア内まで全力で戻って身体を張る姿も目立っている。そのため、「守備力」は他のFWよりも高い数値を記録することになった。

 しかし、やはりアトレティコ時代のインパクトから比べると現在は大きく落ちているのも事実。このランキングでもかつてはトップ5常連だったが、今回はトップ10入りもできなかった。ピッチ外でも自滅に向かう騒動を起こしており、選手としてピークは過ぎたと言えるのかもしれない。
【了】

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