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世界最高のストライカーは誰だ? サッカー選手CF能力値ランキング11位~15位。輝きを失わないミランの大ベテランは何位?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:イタリアが誇る点取り屋

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【写真:Getty Images】



FW:チーロ・インモービレ(イタリア代表/ラツィオ)
生年月日:1990年2月20日(31歳)
市場価格:3800万ユーロ(約45.6億円)
20/21リーグ戦成績:35試合出場/20得点7アシスト

 ドルトムントやセビージャで活躍できず一時は評価を落としたが、2016年より所属するラツィオで再びその存在価値を証明している。現在リーグ戦では5シーズン連続二桁得点を達成中で、2019/20シーズンにはセリエA最多得点&欧州最多得点を記録した。2020/21シーズンは得点王の座こそ逃したが、リーグ戦35試合の出場で20ゴールという十分な成績を残している。

 直近5シーズンで四度もリーグ戦20得点以上を生み出してきたチーロ・インモービレの決定力の高さは間違いなく世界トップクラスだ。左右両足はもちろんのこと、ペナルティーエリア内で強さを見せヘディングで点を決めることも多い。また、そこに至るまでの裏抜けやポジショニングなども絶妙と、ストライカーとしての「IQ」も非凡なものを持っている。

 一方で「ドリブル」での突破力や「パス」センスはそこまで優れておらず、組み立てやチャンスメイクで大きく貢献しているとは言い難い。いわゆる万能型ではなく、良い意味でクラシカルなストライカーなのである。そのため点を取るという能力に関してはピカイチなのだが、様々なタスクを与えると輝くことが難しくなってしまうのだ。

 ラツィオにはルイス・アルベルトやセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、ホアキン・コレアなど自身を引き立ててくれる選手が多く、フィニッシュに専念できている。だからこそ、ゴールを量産しているのだ。彼らがいる限り、ベテランFWの活躍は止まらないのかもしれない。

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