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2年ぶりのバロンドールは本命不在の大混戦。チェルシーのイタリア代表MFらも候補に?

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョルジーニョ
【写真:Getty Images】


 2年ぶりの選出が行われる今季のバロンドール争いは混戦となることが予想される。明確な本命を絞りにくい状況が続く中、チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョや、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインなどを候補に推す声も出てきている。

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 サッカー界で最も注目される個人賞であるバロンドールだが、昨年は新型コロナウイルスの影響により選出が行われず。今年度は2年ぶりに受賞者が選ばれるが、過去にないほど予想の難しい争いとなるかもしれない。

 欧州主要リーグではバルセロナのFWリオネル・メッシ、ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド、バイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキ、パリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペらがそれぞれリーグ得点王に輝くなど個人として活躍。だがブンデスリーガで優勝したバイエルンを除けばチームをビッグタイトルに導くことはできなかった。

 チャンピオンズリーグではチェルシーが優勝を飾り、その中盤を支えたMFエンゴロ・カンテが有力なバロンドール候補の一人という声も出てきた。いずれにしても、夏のビッグイベントであるユーロ2020(欧州選手権)がバロンドール争いに大きく影響することが予想されていた。

 だがレバンドフスキのポーランド代表はグループステージ、C・ロナウドのポルトガル代表や、カンテとムバッペのフランス代表はベスト16で早期敗退。マンチェスター・シティで活躍したMFケビン・デ・ブルイネのベルギー代表も準々決勝で姿を消し、いずれの選手もバロンドール争いで抜け出すようなインパクトは残すことができなかった。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は4日付記事で、ジョルジーニョに受賞の可能性が出てきたと主張。チェルシーの欧州制覇に加えて、ユーロ準決勝に勝ち進んでいるイタリア代表を優勝に導く活躍ができたとすれば候補になり得ると予想している。

 プレミアリーグ得点王であるケインも、自らのゴールでイングランド代表にタイトルをもたらせば候補になってくるかもしれない。また欧州勢の“潰し合い”が繰り広げられる中、コパ・アメリカで活躍するメッシに7回目の受賞の可能性が出てきたという見方もあるようだ。

【了】

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