フランスのリールに所属するポルトガル代表MFレナト・サンチェスは、プレミアリーグの強豪クラブへ移籍する可能性もあるのかもしれない。アーセナルやリバプールが関心を示していると報じられている。

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　母国ポルトガルのベンフィカで頭角を表し、18歳で出場したユーロ2016では最年少優勝を飾るなど、当時はサッカー界でもトップクラスの若手有望株として注目を集めたサンチェス。ボーナス含め最大4500万ユーロ（約59億円）という巨額の移籍金でバイエルン・ミュンヘンに加入し、スターダムへ駆け上がるかと思われた。

　しかしその後、一旦はキャリアの後退を余儀なくされることになった。バイエルンでは十分な出場機会を得られず、スウォンジー・シティへのレンタルを経てリールへ移籍。移籍金はリールのクラブ史上最高額ではあったが、バイエルン加入時と比較すれば大幅に下落していた。

　だがリールでは静かに復調を果たし、2020/21シーズンにはリーグアン優勝に貢献。ポルトガル代表として再び出場したユーロ2020でのパフォーマンスも高評価を受け、ビッグクラブへの再挑戦を推す声も出てきている。

　フランス『オンズ・モンディアル』が報じたところによれば、特にアーセナルやリバプールがサンチェスの獲得に関心を示しているという。比較的手頃な移籍金で獲得できると見込まれることもあり、効果的な補強になる可能性があるとも予想されている。

【了】