【ヴィッセル神戸 3-1 湘南ベルマーレ　J1第21節】

　明治安田生命J1リーグ第21節のヴィッセル神戸対湘南ベルマーレ戦が3日に行われ、ホームの神戸が3-1で勝利を収めた。

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　直近4試合で3勝1分けを記録して4位の好位置に浮上した神戸。前節横浜FC戦でハットトリックの古橋亨梧や、アンドレス・イニエスタらも含めてメンバーを入れ替えずに臨む。

　だが前半12分、湘南の積極的なハイプレスが先制ゴールを生み出す。タリクが敵陣内で奪ったボールを町野修斗がドリブルで運び、追い越したタリクがスルーパスを受けて抜け出すと、最後はGK前川黛也との1対1を制してネットを揺らした。

　神戸もすぐに反撃を繰り出し、失点の5分後には同点に。セルジ・サンペールが自陣内から鋭いスルーパスで古橋を走らせ、古橋はGK富居大樹の股間を抜くシュートを流し込んだ。得点ランキング単独首位に立つ古橋は今季14点目のゴール。

　41分にはイニエスタが負傷交代となるアクシデントに見舞われた神戸だが、前半のうちに逆転ゴールも奪う。アディショナルタイムの46分、左サイドに抜け出したドウグラスからのクロスに山口蛍が飛び込み、ニアポストからのヘディングをゴール左に叩き込んだ。

　神戸は菊池流帆もハーフタイムに負傷とみられる交代。さらに62分にはGK前川も負傷のため担架に乗せられて交代と、不運の相次ぐ試合となってしまう。

　それでも63分、古橋の自陣内でのボール奪取から一気に長いカウンターを繰り出す。左サイドを駆け上がった古橋からのクロスに、イニエスタの負傷で交代出場した中坂勇哉がボレーで合わせてリードを2点に広げた。

　郷家友太も負傷での交代となり、最後まで不運続きだった神戸だが、試合は3-1の勝利で3連勝。同じ20試合消化の名古屋グランパスと勝ち点で並び、得失点差で上回って3位浮上を果たした。

【得点者】
12分 0-1 タリク（湘南）
17分 1-1 古橋亨梧（神戸）
45+1分 2-1 山口蛍（神戸）
63分 3-1 中坂勇哉（神戸）

【了】