【写真:Getty Images】
UEFAユーロ2020(欧州選手権)・準々決勝の2試合が現地時間2日に開催された。
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ロシアのサンクトペテルブルク・スタジアムではスペイン代表とスイス代表が激突。試合が動いたのは開始わずか8分、コーナーキックからジョルディ・アルバがミドルシュートを放つと、これがデニス・ザカリアのオウンゴールを誘発しスペイン代表が先制した。その後もゲームはルイス・エンリケ監督率いるチームのペースで進み、1-0のまま前半を終えている。
しかし、後半に入りスイス代表が反撃。すると68分、出場停止のグラニト・ジャカに代わりキャプテンマークを巻いたジェルダン・シャキリがゴールを奪い、スコアは振り出しに戻った。これでペースは完全にスイス代表…と思いきや、77分にレモ・フロイラーが一発退場。数的不利となったスイス代表はスペイン代表に押し込まれることになった。
試合は1-1のまま延長戦に突入したが、ここでもスペイン代表が攻め続ける。しかし、GKヤン・ゾマーのファインセーブもありスコアは動かない。結局、試合はPK戦までもつれ込むことになった。
そのPK戦ではスペイン代表の守護神ウナイ・シモンが2つのセーブを見せるなど大活躍。最終的に3-1でスイス代表を退けたスペイン代表が2012年大会以来となるベスト4へと駒を進めた。
準々決勝もう一つの試合はベルギー代表対イタリア代表。先に試合を動かしたのは後者で、31分にニコロ・バレッラがゴールネットを揺らした。さらに44分、ロレンツォ・インシーニェにも得点が生まれ、アッズーリがリードを広げている。対するベルギー代表は前半アディショナルタイムにPKを獲得。これをロメル・ルカクが沈め1点ビハインドで前半を終えた。
後半は1点を追うベルギー代表がボールを持つ時間を増やし、何度かビッグチャンスも作ったが、GKジャンルイジ・ドンナルンマ、ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチらを擁するイタリア代表の守備陣は最後まで崩れず。試合は1-2のまま終了のホイッスルを迎え、イタリア代表が2012年大会以来となるベスト4入りを確定させた。
【スイス代表 1-1(PK1-3) スペイン代表 ユーロ2020・準々決勝】
▽得点者
8分 オウンゴール(スペイン)
68分 ジェルダン・シャキリ(スイス)
【ベルギー代表 1-2 イタリア代表 ユーロ2020・準々決勝】
▽得点者
31分 0-1 ニコロ・バレッラ(イタリア)
44分 0-2 ロレンツォ・インシーニェ(イタリア)
45+1分 1-2 ロメル・ルカク(ベルギー)
【了】