100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなったサッカー界で、2021年に最も市場価値を上げたのは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値上昇額ランキングを紹介する。※2020年7月1日と現在の市場価格を比較。数字は6月23日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
15位:欧州を制したチェルシーの未来
【写真:Getty Images】
MF:メイソン・マウント(チェルシー/イングランド代表)
生年月日:1999年1月10日(22歳)
市場価値の増加額:3450万ユーロ(約41億円/85.2%UP)
市場価値の変動:4050万ユーロ(約49億円)→7500万ユーロ(約90億円)
20/21リーグ戦成績:36試合6得点6アシスト
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メイソン・マウントはチェルシーで、自身の評価を大きく上げたシーズンを送った。公式戦で先発メンバーに名を連ねたのは実に48試合で、54試合で9得点9アシストという成績を残している。UEFAチャンピオンズリーグでは準決勝2ndレグでレアル・マドリードから試合を決める貴重なゴールを奪取。マンチェスター・シティとの決勝ではカイ・ハフェルツの決勝点をアシストしている。
6歳からアカデミーでプレーする生え抜きで、世代別チームのみならず世代別のイングランド代表でも活躍してきた。17/18シーズンはオランダのフィテッセ、翌シーズンはイングランド2部のダービー・カウンティに期限付き移籍。フランク・ランパード監督の下で主力として活躍すると、19/20シーズンはランパードとともにチェルシーに復帰して主力として活躍した。
欧州を代表するビッグクラブで活躍するマウントの市場価値は青天井だ。チェルシーに復帰する直前は1200万ユーロ(約14億円)だったが、2年間で6倍以上となった。この1年で見ても85.2%も上昇している。UEFA U-19選手権ではU-19イングランド代表を優勝に導き、20/21シーズンはチェルシーを欧州制覇に導いた。まだ22歳のマウントは、今後も評価を上げていくことになるだろう。