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【イタリア代表メンバー ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集全選手紹介。暗黒期は終了? 戦力充実で優勝候補の一角へ!

シリーズ:ユーロ2020選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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ジョルジョ・キエッリーニ
EURO出場が今回で四度目となる鉄人ジョルジョ・キエッリーニ【写真:Getty Images】



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ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(背番号2)
生年月日:1993年8月4日(27歳)
所属クラブ:ナポリ
20/21リーグ戦成績:36試合出場/3得点7アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点1アシスト

2年前にイタリア代表初招集を受けたサイドバックが自身初のEUROに挑む。決して派手さはないが、堅実な守備対応に定評がある選手で、SBだけでなくセンターバックも高質に務めることを可能とする。クロスも実に丁寧だ。ちなみに少年時代はFWとしてプレーしており、得点を量産。兄が所属していたチームの“フィオレンティーナ好き”監督からは「バティゴル」と呼ばれていたようだ。

ジョルジョ・キエッリーニ(背番号3)
生年月日:1984年8月14日(36歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:17試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:107試合出場/8得点4アシスト

さすがにフル稼働が難しくなっているとはいえ、ピッチに立った際の存在感はやはり非凡。強靭なフィジカルをベースに繰り出す闘争心溢れるディフェンスは、今なお相手ストライカーの悩みの種となっている。EURO出場はこれでなんと4回目。ベテランレフティーは「恐らく僕が代表で臨む最後の大会になる」とコメントを残していたが、どこまで結果を残せるか。

レオナルド・スピナッツォーラ(背番号4)
生年月日:1993年3月25日(28歳)
所属クラブ:ローマ
20/21リーグ戦成績:27試合出場/2得点5アシスト
代表通算成績:14試合出場/0得点4アシスト

ローマで左サイドのファーストチョイスを担う28歳。サイドバックながら攻撃力が売りで、水準以上のスピードを活かした縦突破はもちろん、右利きのためカットインでも怖さを示すことができる。相手からすると非常に捕まえづらい選手だ。ちなみにジャンルカ・ザンブロッタとよく比較されているが、28歳のDFはその先輩からインスピレーションを受けたことを認めている。

エメルソン・パルミエリ(背番号13)
生年月日:1994年8月3日(26歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/0得点2アシスト

所属するチェルシーではベン・チルウェルやマルコス・アロンソの壁を破れずにいるが、イタリア代表にはロシアワールドカップ後から継続的に名を連ねている。縦への推進力や守備力は及第点といったところだが、丁寧なパスで組み立てに絡みながら鋭く攻め上がるプレーが持ち味だ。「優勝するために全力を尽くす」と自身初のEURO挑戦に意気込む。

フランチェスコ・アチェルビ(背番号15)
生年月日:1988年2月10日(33歳)
所属クラブ:ラツィオ
20/21リーグ戦成績:32試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:14試合出場/1得点0アシスト

2013年に精巣ガンが発覚。その後手術するも同年12月にガンが再発。治療するため長期間の離脱を強いられるなど、苦しい時期を味わった。それでも2014年に無事復帰を果たすと、以降すべてのシーズンでリーグ戦30試合以上に出場するなど躍動。2018年にはイタリア代表にも復帰し、今回初となるEURO出場を掴み取った。対人戦にめっぽう強い不屈のDFは本大会でも出番を狙う。

レオナルド・ボヌッチ(背番号19)
生年月日:1987年5月1日(34歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:102試合出場/7得点6アシスト

イタリア代表には欠かせない最終ラインの柱だ。地上戦と空中戦の両方で強さを示すのはもちろんのこと、一気にチャンスに結びつくような精度の高いロングフィードも出せるモダン型で、経験値も十分。また、ミランへ電撃移籍して古巣サポーターの前で堂々とゴールパフォーマンス、その後すぐにユベントスへ復帰するという鋼のメンタルの持ち主でもある。

アレッサンドロ・バストーニ(背番号23)
生年月日:1999年4月13日(22歳)
所属クラブ:インテル
20/21リーグ戦成績:33試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:5試合出場/0得点0アシスト

アントニオ・コンテ監督率いるインテルで台頭した若きセンターバックが、EUROという大舞台に初めて参戦する。高さ、強さ、速さの三拍子が揃った守備対応はもちろんのこと、隙を見た持ち上がりやロングフィードにも定評があるなど、ほぼすべてが安定。激しさというよりは、常に冷静に勝負できるタイプである。代表では基本控えだが、EURO本大会で出番は訪れるか。

アレッサンドロ・フロレンツィ(背番号24)
生年月日:1991年3月11日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点3アシスト

EURO出場は前回大会に続き2回目。選手本人は「2016年よりも強くなったと感じている。そして、多くの経験も持っている」と自信をのぞかせた。幅広いポジションを担えるユーティリティー性が大きな魅力で、ビルドアップ能力やクロスの質が水準以上とオフェンス面における存在感も非凡。一方で、ディフェンス面では強度の低さを指摘されることも。

ラファエウ・トロイ(背番号25)
生年月日:1990年10月10日(30歳)
所属クラブ:アタランタ
20/21リーグ戦成績:31試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点0アシスト

生まれはブラジルだが、祖先がトレヴィーゾ出身であるためイタリア国籍を保有しており、今年2月にFIFAよりイタリア代表でプレーすることが認められた。そして、同3月に早速アッズーリ初招集を果たしデビューすると、その勢いのままEURO本大会出場も掴み取ることに。アタランタで培ったアグレッシブかつパワフルなディフェンスを披露する機会は訪れるだろうか。

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