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世界最高の左ウイングは誰だ? サッカー選手LWG能力値ランキング11~15位。怪物だった元フランス代表DFを父に持つのは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:イングランド代表黄金世代の中心

フィル・フォーデン21

【写真:Getty Images】



MF:フィル・フォーデン(イングランド代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:2000年5月28日(21歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:28試合9得点5アシスト

 2000年生まれのフィル・フォーデンは、スター選手への階段を着実に上っている。マンチェスター・シティのアカデミーからトップチームに昇格し、プレータイムを毎年伸ばしている。デビューから4年目の今季はチーム2位となる公式戦16得点をマーク。UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントでは全試合に出場するなど、主力の1人として存在感を示している。

 左利きのフォーデンは左サイドでプレーすることが多く、巧みな「ドリブル」を武器にチャンスを生み出していく。適切なポジションを取る能力に優れており、幅を取るか内に絞るかといった状況判断も的確だ。右サイドや中央でのプレーも可能で、インテリジェンスを感じさせる対応力を見せている。もちろん、左足から放たれるキックの技術も高く、得点を量産した今季は、ゴール前のスペースに飛び込んでいくフィニッシャーとしてのプレーも会得している。

 2017年のU-17ワールドカップ優勝メンバーの1人で、メイソン・グリーンウッドら黄金世代の中心的存在だ。昨年9月に初めてイングランド代表に選出された際は、チームメイトとともに感染症対策の規律を破ってしまい、追放となった。まだ当時20歳の若者だが、一児の父親という責任ある立場としては無自覚な行動をとってしまった。しかし、その後はシティで結果を残し、今夏のユーロ2020(欧州選手権)のメンバーに名を連ねている。

【了】

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