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世界最高の左ウイングは誰だ? サッカー選手LWG能力値ランキング6位~10位。レアルで大不振のアザール登場。その順位は…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:積極性溢れるピジョン

リシャルリソン21
【写真:Getty Images】



FW:リシャルリソン(ブラジル代表/エバートン)
生年月日:1997年5月10日(24歳)
市場価格:5500万ユーロ(約66億円)
20/21リーグ戦成績:34試合出場/7得点3アシスト

 20歳の若さでイングランドに渡り、1年目でまずまずの活躍を披露。そしてその翌年にエバートンへ籍を移し、そこでも好パフォーマンスを見せたことで注目を浴びる存在になった。現在トフィーズでは前線に欠かせない戦力となっており、ブラジル代表の常連メンバーにも。近い将来のビッグクラブ入りが期待されている一人である。

 ピジョン(鳩の意)の愛称で知られるリシャルリソンは、ブラジル人らしくボールを持てば迷わず縦に仕掛けていける選手だ。非凡な「スピード」は抑え込むのが難しく、飛び抜けた「テクニック」があるわけではないが強引にでも打開できるパワフルさが備わっている。球離れが悪いことも少なくないが、そのエゴが相手にとっての脅威になることは珍しくない。

 また、ウイングというポジションは比較的小柄な選手が多いのだが、リシャルリソンは身長184cmと魅力的な体格を誇る。そのため「フィジカル」に優れており、「空中戦」を苦にしていない。ペナルティーエリア内での強さは、ウインガーの中でもトップレベルと言えるだろう。ここが、今回のランキングで他の選手に差をつける大きな要因となった。

 一方で課題は「メンタル」にある。24歳と若いリシャルリソンは試合中にフラストレーションを溜め込んでしまうことが多く、プレーがやや荒々しくなってしまう。継続して結果を残すためにも、冷静さは今後身につける必要がある。

【了】

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