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世界最高の左ウイングは誰だ? サッカー選手LWG能力値ランキング6位~10位。レアルで大不振のアザール登場。その順位は…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:ナポリの象徴

インシーニェ21
【写真:Getty Images】



FW:ロレンツォ・インシーニェ(イタリア代表/ナポリ)
生年月日:1991年6月4日(30歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
20/21リーグ戦成績:35試合出場/19得点7アシスト

 ナポリで生まれ、ナポリで育ち、ナポリでプロの道をスタートさせた。レンタル移籍を除いては、ここまで同クラブ一筋のキャリアを築き上げている。やや不完全燃焼に終わった2019/20シーズンを経て迎えた2020/21シーズンは、リーグ戦35試合に出場し19得点7アシストをマーク。自身最高の1年を過ごすことに成功した。

 爆発的な「スピード」はなく、個人での打開力も他の選手に比べ劣るかもしれないが、「テクニック」の高さは世界トップクラス。細かなタッチや鋭いターンを駆使して相手を翻弄することができ、ファーストコントロールで一気にかわすことも。とくに、左サイドでボールを受け、リズムよくボールに触れながらカットインするプレーは十八番となっている。

 キック精度の高さも大きな魅力で、中に切り込んだ後に放たれるコントロールシュートの美しさはピカイチ。また、逆サイドのウイングへピタリとボールを届けるなど、攻撃のリズムを変えるサイドチェンジのクオリティーも抜群に良い。組み立て、崩し、そしてフィニッシュの全局面で、ロレンツォ・インシーニェはナポリにおいて欠かせないピースとなっているのだ。

 身長163cmと小柄なインシーニェはどうしても「空中戦」と「フィジカル」が大きなマイナス評価となってしまうが、その他の能力に疑いの余地はない。トップ10入りは妥当だろう。

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