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世界最高の右ウイングは誰だ! サッカー選手RWG能力値ランキング16位~20位。両足使えて足も速い魅力的な存在とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:これからがますます楽しみなサラブレッド

フェデリコ・キエーザ
【写真:Getty Images】



FW:フェデリコ・キエーザ(イタリア代表/ユベントス)
生年月日:1997年10月25日(23歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
20/21リーグ戦成績:33試合出場/9得点9アシスト

 黄金期のセリエAで活躍したエンリコ・キエーザを父に持つサラブレッドだ。その父も在籍したフィオレンティーナで頭角を現し、イタリア屈指のアタッカーとなるまでに成長。2020/21シーズンからはユベントスへと活躍の場を移している。これが自身初のビッグクラブ挑戦ということになったが、1年目から好パフォーマンスを披露し、評価を高めることになった。

 イタリア代表のウイングはどちらかという技巧派が多いのだが、フェデリコ・キエーザは違う。彼には爆発的な「スピード」が備わっており、ボールを持てば迷わず縦。派手なフェイントは一切使わないのだが、一瞬の速さであっという間にDFを引き剝がしてしまう。縦へのダイナミックさに関しては、イタリア国内でも1、2位を争うと言えるはずだ。

 敵陣深くに侵入した際に繰り出すクロスの質も悪くないなど、崩しの局面における存在感はピカイチ。また、自慢の「スピード」と運動量を活かしてプレスバックやハイプレスを怠らないなど、ディフェンスの貢献度も決して低くない。このように、とにかく攻守において走りまくるキエーザは、相手にとって非常に厄介な存在と言えるだろう。

 得点力はまだまだ高めていく必要があるが、現在23歳ともちろん伸びしろは十分。偉大な父を超えるその日は訪れるだろうか。

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