【写真:Getty Images】
ユーロ2020(欧州選手権)決勝トーナメント1回戦のイタリア代表対オーストリア代表戦が現地時間26日に行われ、延長戦の末に2-1でイタリアが勝利を収めた。この結果により、イタリア代表は同国史上最長の連続無敗記録を達成している。
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オーストリアの抵抗に苦戦し、ゴールネットを揺らされながらもVAR判定に救われた場面などもあったイタリア。それでも0-0のまま延長戦に持ち込むと、交代出場のフェデリコ・キエーザとマッテオ・ペッシーナがゴールを奪い、1点を返されたが2-1の勝利で準々決勝進出を果たした。
イタリア代表はこれで国際Aマッチ31試合連続の無敗。ロベルト・マンチーニ監督は、同国の伝説的監督であるヴィットーリオ・ポッツォ氏が1935年から1939年にかけて達成していた連続無敗記録を82年ぶりに塗り替える偉業を成し遂げた。
イタリア代表が最後に敗れたのは2018年9月に行われたUEFAネーションズリーグのポルトガル代表戦。以来、ユーロ予選やワールドカップ欧州予選、国際親善試合も含めた31試合を26勝5分けという圧倒的な成績で戦い続けてきた。
代表チームの連続無敗世界記録は「35試合」であり、1993年から1996年にかけてブラジル代表、2006年から2009年にかけてスペイン代表が達成している。ただしブラジル代表は、記録上引き分けとなるPK戦での敗戦(コパ・アメリカ1995決勝)を含んでいる。
イタリア代表がユーロでこのまま勝ち進んだとすれば残りは3試合であり、連続無敗は34試合にまで伸びることになる。9月に再開されるワールドカップ予選で世界記録に並び、更新できるチャンスもあるかもしれない。
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