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メンフィス・デパイ【写真:Getty Images】
メンフィス・デパイ(背番号10)
生年月日:1994年2月13日
所属クラブ:リヨン/フランス
20/21リーグ戦成績:37試合20得点12アシスト
代表通算成績:64試合26得点23アシスト
現在のオランダ代表のエースは間違いなくこの男だろう。背番号10を背負うメンフィス・デパイだ。デパイの調子次第でオランダ代表の出来が変わってくるといっても過言ではない。主将を務めるリヨンでは37試合に出場し、得点ランキング2位タイの数字となる20得点を記録。オランダ代表で現在、3試合連続ゴール中だ。3試合5得点と好調を維持している。また、デパイはゴールだけでなくリーグ戦12アシストが物語る通りチャンスメイクもできる。この背番号10がひとたびボールを持つと、ゴールに繋がる可能性が非常に高くなる。リーグからの好調をこのまま維持してほしい。
ステフェン・ベルフハイス(背番号7)
生年月日:1991年12月19日
所属クラブ:フェイエノールト
20/21リーグ戦成績:31試合18得点14アシスト
代表通算成績:26試合2得点9アシスト
主に右ウィングでプレーするステフェン・ベルフハイスは、オランダのレジェンドであるアリエン・ロッベンを彷彿とさせるような右サイドから切り込んでの左足シュートを得意とする。俊敏性を武器にサイドを切り裂き、クロスや決定的なパスでもチャンスを演出することができる。所属するフェイエノールトでは主将としてチームを牽引。今季はリーグ戦31試合に出場し、18得点を記録。20得点の大台へは届かなかったが、その決定力はオランダの力になるだろう。3月のワールドカップ予選の全3試合に出場し2得点2アシストを記録。直近のスコットランド戦とジョージア戦にも出場し、調子は万全だろう。ベルフハイスが右サイドを制覇すれば、オランダの勝利はグッと近づくだろう。
ルーク・デ・ヨング(背番号9)
生年月日:1990年8月27日
所属クラブ:セビージャ/スペイン
20/21リーグ戦成績:34試合4得点
代表通算成績:36試合8得点1アシスト
ルーク・デ・ヨングは所属するセビージャで今季リーグ戦34試合に出場するも、途中出場が多く得点はわずか4。本人としても納得のいくシーズンではなかっただろう。それでも3月のワールドカップ予選は全3試合に出場し1点ずつゴールを奪った。6月2日のスコットランド戦は出場時間が少なくゴールとはならなかったが、デ・ヨングの決定力は武器になるはずだ。188cmという長身を活かしたフィジカルは圧倒的でポストプレーを得意とする。セットプレーでも同選手に勝てる相手は多くはないだろう。
ドニエル・マレン(背番号18)
生年月日:1999年1月19日
所属クラブ:PSV
20/21リーグ戦成績:32試合19得点8アシスト
代表通算成績:9試合2得点1アシスト
ドニエル・マレンはアヤックス下部組織に所属していたが、2015年にアーセナル下部組織に加入。しかしトップチームで出場する機会はなく、2018年にPSVに加入となった。2019/20シーズンの第6節フィテッセ戦ではクラブ史上約55年ぶりの快挙となる1試合5得点を記録し、世界を驚かせた。2019年9月に行われたユーロ予選のドイツ代表戦でオランダ代表デビュー。いきなりゴールを決め、鮮烈デビューとなった。マレンの特徴といえば、圧倒的なスピードを武器としたドリブル突破。さらにはワンタッチゴールも多く、非常に決定力がある選手だ。主戦場はCFでポジション争いは厳しいものになるが、ユーロで出番はあるだろうか。
ボウト・ベグホルスト(背番号19)
生年月日:1992年8月7日
所属クラブ:ヴォルフスブルク/ドイツ
20/21リーグ戦成績:34試合20得点9アシスト
代表通算成績:6試合1得点
ヴォルフスブルクのエースがオランダ代表でも得点量産できるか注目だ。ボウト・ベグホルストは今季のブンデスリーガで全34試合に出場20得点を記録。得点ランキング4位タイに入る活躍を見せ、チームの来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。6月6日に行われたジョージア戦では1ゴールを記録。チームでの調子を維持して代表に合流できているだろう。オランダではエースのメンフィス・デパイと2トップを組むことが予想される。初のユーロで得点を量産することができるだろうか。
コーディ・ガクポ(背番号26)
生年月日:1999年5月7日
所属クラブ:PSV
20/21リーグ戦成績:23試合7得点2アシスト
代表通算成績:初招集
PSVの下部組織出身であるコーディ・ガクポは2018年にトップチーム昇格。徐々に出場機会を得ると、昨季は公式戦39試合8得点9アシストを記録した。今季は足首の負傷などで欠場する時期もあったが、今季は公式戦29試合11得点を記録。そしてユーロに臨むメンバーに選出され、初招集となった。主戦場が左ウィングのガクポは左右両方のウィングをそつなくこなし、センターフォワードとしてもプレーできる。ユーロの舞台でオランダ代表デビューとなるかどうか注目が集まりそうだ。