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ぺぺ【写真:Getty Images】
ぺぺ
生年月日:1983年2月26日(38歳)
所属クラブ:ポルト
20/21リーグ戦成績:27試合2得点1アシスト
代表通算成績:113試合7得点
38歳で今もなお現役を続け、フル代表に選ばれている”鉄人”ぺぺは今でも存在感を解き放っている。所属するポルトでは、今季序盤戦は怪我で欠場する試合があったものの、公式戦40試合に出場2得点1アシストを記録。主将としてポルトを牽引した。怪我の影響で11月と3月の代表戦は続けて見送られた。だが、代表通算113試合に出場しているベテランDFは今大会でもチームを勝利に導く働きを見せてくれるはずだ。38歳の今もなお、トップレベルで活躍するDFに2連覇の期待がかかる。
ヌーノ・メンデス
生年月日:2002年6月19日(18歳)
所属クラブ:スポルティングCP
20/21リーグ戦成績:29試合1得点1アシスト
代表通算成績:3試合0得点
18歳ながらポルトガルの名門スポルティングCPで主力を担うレフティーがヌーノ・メンデスだ。今年3月のワールドカップ予選で代表初招集となると、アゼルバイジャン代表戦でいきなりスタメンに起用され代表デビューを果たした。その後の2試合にも出場し、3月の3試合全てに出場している。今季は公式戦35試合に出場し、スポルティングの2冠獲得に貢献。クラブでは主に左サイドハーフでプレー。A代表では左サイドバックとして起用される可能性が高いかもしれない。
ジョゼ・フォンテ
生年月日:1983年12月22日(37歳)
所属クラブ:リール/フランス
20/21リーグ戦成績:36試合3得点1アシスト
代表通算成績:45試合0得点
31歳でA代表デビューを果たした遅咲きのDFジョゼ・フォンテも、ぺぺとともにベテランとしてチームを牽引してくれるはずだ。191cmという恵まれた体格で相手を寄せ付けず、空中戦では圧倒的な強さを誇る。優勝した前回大会ではグループリーグでの出場はなかったが、リカルド・カルヴァーリョからポジションを奪い決勝トーナメントからの4試合全てにフル出場。同国代表の初優勝に貢献した。最近では若手CBの台頭も目立ってきたが、優勝を経験したベテラン勢として精神的支柱としての役割も期待できる。ぺぺとフォンテの存在は同国代表にとって大きいだろう。
ラファエル・ゲレイロ
生年月日:1993年12月22日(27歳)
所属クラブ:ドルトムント/ドイツ
20/21リーグ戦成績:27試合5得点10アシスト
代表通算成績:45試合2得点
すっかりドルトムントの主力に定着したラファエル・ゲレイロは、今大会でも左サイドバックの主力としての活躍に期待がかかる。左サイドの突破から、決定的なパスやクロスを供給できるのは魅力的だ。今季のリーグ戦では10アシストを記録。ブンデスリーガ6位タイの記録となった。前回大会では、大会前に長期離脱となったファビオ・コエントランの代わりに主力として活躍。5試合に出場し、準決勝のウェールズ戦では1アシストを記録。大会のベストイレブンにも選出された。左サイドハーフでもプレーできるため、不測の事態にも対応できる。
ネルソン・セメド
生年月日:1993年11月16日(27歳)
所属クラブ:ウォルバーハンプトン/イングランド
20/21リーグ戦成績:34試合1得点1アシスト
代表通算成績:17試合0得点
ネルソン・セメドはバルセロナからの完全移籍で今季からウォルバーハンプトン(ウルブス)でプレー。プレミアリーグ初挑戦ながら、リーグ戦34試合に出場1得点を記録。しっかりと出場機会を積み重ね、1年目で主力に定着した。圧倒的なスピードを武器にサイドを駆け上がり、チャンスに繋げる働きをしてくれる。前回大会は出場しなかったが、順調に成長している27歳DFに出場機会が与えられる可能性が高い。右サイドバックには今季のプレミアを制したマンチェスター・シティDFジョアン・カンセロもいる。この二人のポジション争いも面白そうだ。
ディオゴ・ダロト
生年月日:1999年3月18日(22歳)
所属クラブ:ACミラン
20/21リーグ戦成績:21試合1得点1アシスト
代表通算成績:出場なし
ジョアン・カンセロの離脱によりU-21ポルトガル代表のディオゴ・ダロトが追加招集となった。ダロトは今季、マンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍でミランでプレー。ダロトはU-21欧州選手権に参加し、今月6日のU-21ドイツ代表との決勝に出場。フル出場を果たしたが、惜しくも優勝を逃した。チームの準優勝に貢献した右サイドバックがユーロという大舞台でA代表初出場を狙う。
ルベン・ディアス
生年月日:1997年5月14日(24歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ/イングランド
20/21リーグ戦成績:32試合1得点
代表通算成績:27試合2得点
ルベン・ディアスは昨年9月にニコラス・オタメンディとの実質的なトレードという形でマンチェスター・シティに加入。プレミアリーグ開幕戦でいきなりスタメンに起用されると、加入1年目で公式戦53試合に出場2得点を記録した。プレミアリーグ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献。さらには、イングランドのサッカーライター協会によるFWA年間最優秀選手賞を受賞した。2018年9月以降、ポルトガル代表の主力CBとして活躍するディアスは今大会でもその実力を発揮してくれることだろう。クラブでの調子を維持し、チームを2連覇に導くことができるだろうか。