【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸に所属するベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンは、現在開催中のユーロ2020(欧州選手権)でベルギー代表が強いられる移動が「アンフェア」だと不満を漏らしている。英紙『デイリー・メール』が伝えた。
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今回のユーロは通常と異なり、欧州11ヶ国での分散開催。グループステージは各組1チームまたは2チームが“ホーム”で戦い、それ以外のチームはアウェイや中立地で試合をすることになる。
ベルギーは後者であり、試合のたびに移動が必要となる。「残念だけど、グループの試合を自国で戦うチームもある。完全にフェアというわけではないと思う」とフェルマーレンはコメントしている。
ベルギーも当初はブリュッセルが開催地として予定されていたが、スタジアム建設の遅れにより会場から除外された。さらにロシア代表と同じグループに入ったことも影響し、長距離の移動を強いられている。
12日にロシアのサンクトペテルブルクでロシア代表との初戦を戦ったあと、5日後にはコペンハーゲンでのデンマーク代表戦。さらに4日後には再びサンクトペテルブルクへ赴き、フィンランド代表とのグループ最終戦を戦った。
移動の不利をものともせず3戦3勝を飾ったベルギーは決勝トーナメントへ進出。その決勝トーナメント1回戦の試合は、ロシアからは最も遠い会場であるスペインのセビージャで開催される。
「移動は体に良い影響を与えはしない。遅い時間の試合のあとロシアから3、4時間のフライトで戻ってこなければならなかった。今回はそういう大会だから受け入れて何とかやっていくしかないけどね」とフェルマーレンは語っている。
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