1位:すべてが異次元
【写真:Getty Images】
FW:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日(33歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:35試合出場/30得点11アシスト
右ウイング能力値ランキングの1位に輝いたのは、やはりリオネル・メッシだ。サッカー界の生きる伝説は激動のオフを経て迎えた2020/21シーズン、開幕当初は不調と言われながらも、徐々に調子を上げ猛威を振るう。そして最終的に、ラ・リーガ35試合の出場で30得点11アシストを記録。改めて、その異次元ぶりを世に証明することとなった。
30歳を過ぎ、サッカー選手としてはベテランの域に達しているメッシだが、相変わらず「ドリブル」の鋭さは世界ナンバーワン。敵を嘲笑うかのようにスルスルと抜けていくその姿は、若き頃のそれとほとんど遜色ない。そしてシュート精度の高さも今なお健在。「なぜそれが入る?」という理不尽なフィニッシュで、何度も相手を涙目にさせてきた。
上記した「ドリブル」や決定力、また「テクニック」といったところがメッシという選手の大きな特徴だが、背番号10はご存知の通り「パス」スキルもピカイチ。もはや他の人には見えていないのでは、と思ってしまうような意外で絶妙なコースに平然とボールを通すことができる。とくに、左サイドのジョルディ・アルバとのコンビネーションは超がつくほど抜群だ。
「空中戦」や「守備力」でガクンと数値を落としながらも、他の能力値で目を疑うような数字を残し堂々のトップに立ったメッシ。この男は一体いつまでナンバーワンであり続けるだろうか。
【了】