4位:アルゼンチンが生んだテクニシャン
【写真:Getty Images】
FW:アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1988年2月14日(33歳)
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)
20/21リーグ戦成績:27試合出場/5得点11アシスト
2007年にヨーロッパ初上陸を果たして以降、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドという世界的なビッグクラブでプレー。2015年から所属するパリ・サンジェルマン(PSG)では長く攻撃の中心として重宝されており、33歳となった現在もキリアン・エムバペやネイマールといった選手に劣らぬ輝きを放っている。
アルゼンチン出身の選手というだけあって、やはり「テクニック」の高さが抜けている。足裏やアウトサイドを巧みに使いながらボールを自由自在に操り、狭いエリアでも確実に相手を無力化することができる。思わず観客が立ち上がってしまうような、派手な技を披露することもしばしば。この男からボールを奪うことは決して容易ではない。
爆発的な「スピード」はないが「ドリブル」の鋭さは非凡。そして左足のキック精度も高く、芸術的なミドルシュートを決めることが多い。もちろんそれはチャンスメークといった部分でも活かされており、エムバペやネイマールのゴールをアシストすることも珍しくない。ピッチの中で主役にも脇役にもなれるのは、大きな魅力と言える。
細身なレフティーは「フィジカル」や「空中戦」、また「守備力」でこそ大きく評価を落とすが、その他の能力に関しては文句のつけどころがない。トップ5入りは妥当な結果と言えるだろう。
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