【写真:Getty Images】
バルセロナはFWリオネル・メッシとの契約を延長できたとしても、ラ・リーガにより選手登録が認められない可能性があるのかもしれない。リーガのハビエル・テバス会長がバルサに向けて警告を発した。スペイン『ペリオディコ』など複数メディアが伝えている。
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これまでバルサ一筋のキャリアを歩んできたメッシだが今月末で満了となる契約はいまだ延長されず。現在メッシはアルゼンチン代表としてコパ・アメリカ2021(南米選手権)に出場しているが、9日後にはバルサとの契約を終えフリーとなる。
現在の契約の満了前であれ後であれ、バルサとの新たな契約が合意に達して残留する可能性はある。だがテバス会長は、現状ではバルサはリーグの定めたサラリーキャップを超過しており、メッシが新たな契約を交わしてもこのままでは選手登録が認められないと警告した。
「バルセロナはサラリーキャップを超過している。メッシを引き留めてほしいとは思うが、そのためにはどこか別のところをカットしなければならない」「メッシのために特別な規定を適用することはない」とテバス会長は語っている。
新型コロナウイルスの影響もあり、2020/21シーズンにはリーガ全体で合計7億ユーロ(約922億円)の赤字が計上されたが、その約半分をバルセロナが占めているという。対象的に、レアル・マドリードは模範的な形で赤字削減を実現させたとしてテバス会長は称賛している。
バルサは新たにFWセルヒオ・アグエロやDFエリック・ガルシア、FWメンフィス・デパイらをチームに加えており、このままでは給与総額はむしろ高騰することが見込まれる。大幅な給与カットが必要となれば、メッシとの新たな契約に合意する上で大きな障害となるかもしれない。
【了】