【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は、東京五輪に臨むU-24日本代表メンバー18人を22日に発表した。レアル・マドリードに所属するMF久保建英が正式にメンバー入りを果たしたことにはスペインメディアも注目している。
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7月から8月にかけて開催される五輪本大会に出場することは、特に欧州のクラブに所属する選手にとっては新シーズンに向けたプレシーズンの時期にチームを離れることを意味する。久保についても、五輪出場が移籍を含めた来季の状況に影響するという視点でスペインメディアは伝えている。
「未来が不確定な状況で、国を代表して東京でプレーする」と『マルカ』紙はU-24日本代表メンバーの発表について報道。ヘタフェへのレンタルを終えた久保は一旦マドリーに復帰することになるが、五輪出場により「マドリーに居場所を確保する可能性が苦しくなる」と見通しを示した。
一方『アス』紙は、夏季の不在が久保本人だけでなく「カルロ・アンチェロッティ(新監督)にとってもハンデになる」と伝えた。プレシーズン中に久保のプレーを実際に見た上で他クラブにレンタルに出すかどうかの決断を下すことが難しくなるためだ。
昨季中に完了すると見込まれていたブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得が遅れていることもあり、外国人枠の面でも久保がマドリーに残るのは難しい状況。「もう一度レンタルに出すことがベストな選択肢」だというのがマドリーの考えだと『アス』紙は述べている。
しかし「いかなる選択肢も除外はされない」と、マドリー残留の可能性もゼロではないと予想。アンチェロッティ監督の考え次第によっては「クボに大きなチャンスが訪れる可能性もある」としている。
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