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世界最高のトップ下は誰だ! 攻撃的MF能力値ランキング16位~20位。絶品のテクニック、圧倒的なセンスを持つのは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:シメオネから信頼され続けた男

レマル21
【写真:Getty Images】



MF:トマ・レマル(フランス代表/アトレティコ・マドリード)
生年月日:1995年11月12日(25歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
20/21リーグ戦成績:27試合出場/1得点4アシスト

 アトレティコ・マドリード加入後はなかなか存在感を示せず批判の的となっていたが、ディエゴ・シメオネ監督からの信頼は決して揺るがなかった。すると2020/21シーズン、基本ポジションをサイドから中へと移すと、指揮官の期待に応えるように躍動。終盤は怪我に悩まされることもあったが、チームのラ・リーガ制覇に貢献することになった。

「スピード」に乗った「ドリブル」が最大の魅力といういかにもフランス人らしいアタッカーで、とくにカウンター時は抜群の存在感を発揮する。また、トップスピードを維持した状態でもボールの扱いが乱れないなど「テクニック」の高さも特長で、狭いエリアでのプレーを苦にしていない。相手が足を出す瞬間にいやらしくボールをズラすのは、レフティーの得意分野である。

 左足のキック精度が高いため、セットプレーのキッカーとしても優秀。高質な対角線のロングフィードは、2020/21シーズンでも何度か見られていた。一方で、これだけ多くの武器を持ちながら、得点やアシストが少ないのは気になるポイント。今後より上のレベルを目指すには、やはり目に見える数字を継続して残していくことが求められるだろう。

 充実した2020/21シーズンを経て迎える新シーズンはこれまで以上に期待を寄せられることになるはずだが、フランス人レフティーはそのプレッシャーに打ち勝つことができるか。注目だ。

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