U-24フランス代表は、7月に開幕する東京五輪の出場権を獲得している。A代表が2018年のロシアワールドカップで優勝しており、U-24日本代表にとっても警戒しなければいけない相手だ。既にA代表でプレーする選手も多く、欧州主要リーグで活躍する選手たちでメンバー枠は埋まるかもしれない。そこで、今回は東京五輪への出場資格を持つU-24世代の5人を紹介する。(2021年4月掲載の記事を再編集したものです)
ついにバルセロナで本領発揮
【写真:Getty Images】
FW:ウスマン・デンベレ(バルセロナ)
生年月日:1997年5月15日(24歳)
今季リーグ戦成績:30試合6得点3アシスト
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ようやく、ウスマン・デンベレがバルセロナで本領を発揮した。これまでは度重なる怪我に苦しんできたが、食事改善などの成果が出始め、今季の大きな故障は1度のみで、今季は公式戦44試合に出場した。
スタッド・レンヌで頭角を現し、ボルシア・ドルトムントに移籍した。ブンデスリーガで2ケタアシストをマークする活躍を見せ、1年でバルセロナにステップアップ。フランス代表では18歳のときに初出場を飾っている。
一瞬で相手を置き去りにするスピードと、鋭い切り返しで翻弄する。両足ともにプレースキックを蹴れるほどキックの精度が高く、対峙するDFにとってはこの上なく嫌な相手と言えるだろう。東京五輪不参加の意思を固めたと報じられたキリアン・ムバッペの代わりに、デンベレがU-24フランス代表のエースとして活躍するかもしれない。
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